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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 26 仙台

19・09・11
6年目の渡邉晋監督に幸あれ

 2018年の北海道コンサドーレ札幌とベガルタ仙台の対戦は1勝1分け。札幌が勝ち点4を稼いだ。今季(2019年)のペトロビッチ監督と渡邉晋監督の3戦目、6月30日の明治安田生命J1リーグ第17節は仙台が2−1で勝った。これでミシャ対渡邉の対戦は1勝1分け1敗。通算で札幌対仙台は3勝1分け5敗で10試合目を迎える。札幌は1996年にJリーグ加盟、仙台は1999年J2が発足した年にJ2でJリーグに加わった。

 札幌はJ1で8シーズン。仙台は12シーズンと遥かにJ1が多く、さらに2010年昇格以来10シーズンJ1をキープしている。

 しかし、今季は札幌が現在7位。仙台は、勝ち点28で15位。降格ラインには3チーム。上を見ても勝ち点28から31まで6チームがひしめいている。2014年4月から率いる渡邉監督の仙台での成績は14位、14位、12位、12位、11位。

 「何で幸あれ、なんだ」とのお叱りはごもっとも、勝負の世界だから。札幌が、22年前の1997年、「ナビスコカップ(現=ルヴァン杯)準々決勝敗退」を乗り越えて、今回ベスト4入りを果たした。この記事を調べていると、1996年コンサドーレ発足のメンバーにDF渡邉晋8試合に出場1得点の記録が残っていた。仲間だったんです。


 【札幌の秘策】ペトロビッチ監督は―と行くのですが、今回は、両監督の今季17節の札幌負け戦1−2の時の心境を披露しておこう。札幌の得点はアンデルソン・ロペス。仙台の得点は、シマオ・マテと関口訓充。

 ミシャ監督は、「自分たちのミスから失点してしまった。難しい試合になったが、内容的には私は満足しています」

 渡邉監督は、「今日のゲームは、結構前からはっぱをかけていた。選手一人一人が、強い気持ちで戦ってくれたゲームだった」

 札幌がきっとリベンジすることを私は願っています。
池田淳