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J1第17節(6月30日)、前半戦の最後は仙台に1−2で敗れる

19・07・02
 6月30日、北海道コンサドーレ札幌はアウエーのユアテックスタジアム仙台で11位(勝ち点19)のベガルタ仙台と対戦した明治安田生命J1リーグ第17節。札幌は、前半にセットプレーから失点するも、仙台の守備網を破りアンデルソン・ロペスが同点弾を決める。後半も攻める回数の多かった札幌だったが、自陣でのミスから決勝点を許し、1−2のスコアで敗れた。

 札幌はリーグ戦ここ4試合負けなしで、対する仙台は3連勝と、好調同士の前半戦ラストマッチは、見応えのある攻防で進んだ。

 雨の降りしきる中、最初に主導権を握ったのはアウエーの札幌。ジェイのワントップに鈴木とAロペスをシャドーに起用する迫力の攻撃陣で仙台陣内に攻め込んでいく。

 しかし、良い流れのなかで得点を奪えないでいると、仙台にセットプレーから先制点を奪われる。前半9分、仙台左からのコーナーキックを中央に入り込んだDFシマオ・マテに競り負け、豪快なヘディング弾を叩き込まれた。

 勢いに乗った仙台に対して後手に回る時間が長かった札幌だったが、GKク・ソンユンを中心に嫌な時間帯を守り切ると、息を吹き返す同点弾を決める。

 前半34分、大きい展開から右サイドで待つMFルーカス・フェルナンデスへボールが入り、ドリブルから仙台DFをかわしセンタリング。これをファーサイドに走りこんだ鈴木が頭で折り返すと、中央で待っていたAロペスが胸トラップから左足ボレーでゴールに沈めた。札幌が試合を振り出しに戻すことに成功し、後半へ。

 後半に入り、一進一退の攻防からどちらに転ぶか分からない展開で、札幌が大きなミスを犯し、仙台にリードを許す。

 後半19分、札幌が自陣の深い位置でボールを回していると、GKクが仙台のハイプレスにつかまり、ボールを失う。慌てて追いかけたクが一度はペナルティーエリアの外にクリアを試みたが、こぼれ球となり、仙台FW関口に無人となった札幌ゴールに流し込まれた。

 なんとか取り返したい札幌は、前線の3人を中心に相手ゴールに迫るが、仙台GKシュミット・ダニエルのファインセーブに何度も遭い、ネットを揺らすことが出来ない。

 アディショナルタイムのコーナーキックではGKクもゴール前に上がり、最後まで得点を狙うも、仙台の堅守に阻まれ、そのまま1−2で敗戦。これで札幌は前半戦の17試合を終わり、8勝3分け6敗の勝ち点27で順位は6位となっている。

 札幌の次の試合は7月3日(水)、札幌厚別公園競技場で、Honda FCとの天皇杯2回戦を挟み、7月7日(日)に札幌ドームで17位の松本山雅FC(勝ち点16)と対戦する。
編集部