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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 17 仙台

19・06・27
札幌8人で22点、仙台12人で20点

 5位北海道コンサドーレ札幌と11位ベガルタ仙台のJ1第17節は、6月30日午後7時からユアテックスタジアム仙台で行われる。

 両者のこれまでのJ1対戦成績は札幌の3勝1分け4敗。昨季(2018年)は札幌ホームで1−0、アウエー2−2の成績。

 渡邉晋監督(45)は東京都出身。1996年のコンサドーレ札幌の創立メンバーで、184センチ、71キロのDFで8試合に出場1得点を記録している。その後ヴァンフォーレ甲府、仙台でプレー、仙台のアカデミーなどでコーチ、2014年から監督に就任した。特出したいのは彼の得点力。札幌時代も含め181試合に出場、27得点は立派なものだ。

 今回の予想の見出し「仙台12人で20点」は、「ゴールマウスが目に入ったら打て」を今でも「どこかに秘めている」コーチングだと感銘する。ちなみに、仙台は長沢駿、ハモン・ロペスがそれぞれ4得点。吉尾海夏、松下佳貴が各2得点で、あとは1得点で札幌にも居た兵藤慎剛ら8人が並んでいる。今季3連勝目でトップのFC東京を2−0で仕留めたのもハモン・ロペスと関口訓充のゴール前の美技だった。


 【札幌の秘策】札幌はサガン鳥栖と対戦、石川直樹の2016年の仙台時代以来のJ1での得点と、ジェイの今季初得点。トドメはチャナティップの突進力から生まれた鈴木武蔵の一発だった。

 札幌の22得点(うちオウンゴール1得点)は、アンデルソン・ロペスの7得点を筆頭に、武蔵が6得点、進藤亮佑が3得点で、あとは福森晃斗、早坂良太ら5人が1得点ずつ。得点者はこれまで8人だった。

 ペトロビッチ監督は、今のところ仙台とは「負け無し」のゲーム。けがで休んでいた駒井善成が復帰の予定。キャプテン宮澤裕樹の回復の兆しと「前向きなチーム」を考えている。最近の記者会見では、「スタッフ全員で」を強調している。「一心同体」の4文字熟語も教えてあげたい。
池田淳