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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 12 F東京

19・05・14
独走・長谷川健太を止める切り札は?

 北海道コンサドーレ札幌は5月18日午後2時から、今季負けなしの8勝3分けでトップのFC東京と、アウエーの味の素スタジアムで対戦する。

 昨年、F東京はガンバ大阪から長谷川健太監督を迎えた。FWのディエゴ・オリヴェイラ(柏レイソル)と富樫敬真(横浜F.マリノス)らを迎えたが、6位に終わった。4−4−2のシステムは変えなかったが、FWの左トップに永井謙佑を、右のウイングバックにユース代表の久保建英を入れ、4バックの中央にチャン・ヒョンスと森重真人を入れ替えたりしてプレーヤーの特徴を生かし「自信」を持たせた。

 中盤の東慶悟のアシスト、さらに久保とのつながりが良く、得点トップのオリヴェイラ(7得点で札幌のアンデルソン・ロペス、大分の藤本憲明と並んで1位)、永井、久保らのシュートチャンスが生まれている。得点16の失点5で、得点は札幌の17に引けを取るが、失点はJ1で最小。堅い守りをぶち破るのはどこだろう。


 【札幌の秘策】札幌の得点力は欠場中のロペスに負うところが多い。だからと言って手をこまねいていてはダメだ。トップは鈴木武蔵だが、チャナティップとロペスが居ないとなると、グッと締めてトップ下は菅大輝とルーカス・フェルナンデス。右ウイングバックに荒野拓馬。左は石川直樹が間に合えば。さもなければ早坂良太か白井康介。ボランチと3バック、GKは11節通り。宮澤裕樹―深井一希、進藤亮佑―キム・ミンテ―福森晃斗。GKク・ソンユン。

 ペトロビッチ監督は、恒例だと、後半20分過ぎの選手交代を多用しているが、「先手必勝」。思い切って、進藤をボランチに上げるのも面白い。新入り軍団で使えるのは、檀崎竜孔、中野嘉大、岩崎悠人ぐらいで、ベテランぞろいのF東京では、歯が立たない。何かキャプテン(翼)が点を取りそうだ。宮澤ガンバレ。
池田淳