コンサドーレ札幌は、１１月２２日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で、ＦＣ岐阜と戦い、ダニルソンの２ゴールなど４−２で快勝。これで勝ち点７５としたが、順位は６位と変わらなかった。
　
　試合は、前半１１分に札幌のＦＷハファエルからのスルーパスに、ボランチの位置から抜け出した上里一将がゴール。キャプテンの先制点でチームもリズムに乗り、２０分と２１分にＭＦダニルソンが連続ゴール。３２分、岐阜のＦＷ佐藤洸一に１点を返されるも、３−１で前半を折り返した。
　
　後半の札幌は、２点のリードを意識してか、カウンター主体の単調な攻撃が目立った。しかし、後半２０分には、ＤＦ岩沼俊介が駆け上がり、左足でプロ初ゴールを決めて見せた。
　
　３点差で余裕を持ちたいところだったが、直後の２２分、岐阜の佐藤にこの日２点目を決められ４−２。多少落ち着かない展開となったものの、常にリードしていた試合内容での勝利は評価できる。
　
　試合を振り返った札幌の石崎信弘監督も「いろいろな形から得点を取れたのは良かった。カウンターとポゼッションを上手く使い分けていけば、もっとゲームをコントロールできる。」と、リーグ終盤で掴んだチーム力を評価した。
　
　次節は、１１月２９日、札幌ドームで１６位の横浜ＦＣと今季ホーム最終戦を戦う。サポーターの前で、来季に向け希望の見える試合を期待したい。