コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 3 清水

19・03・04
昨季と同じカードでドーム開幕戦

 3月9日、北海道コンサドーレ札幌は、今季の札幌ドームでの開幕戦を迎える。午後2時から、昨年同様の清水エスパルス戦。第2節で「目の上のタンコブ」浦和レッズを2−0で破り、1勝1敗の勝ち点3=7位に位置し、1分け1敗の16位清水を迎える。

 昨季は1勝1敗で、名門・清水に得点で1点ビハインド(3節1−3、24節2−1)している。

 清水の監督は2018年就任のヤン・ヨンソン氏(58=スウェーデン)で8位、札幌はミハイロ・ペトロビッチ氏(61=オーストリア・セルビア)で4位だった。ヤン監督は、16年前コーチとしてサンフレッチェ広島に来日したが、戦力不足を補うため選手に復帰するなど、監督業はノルウェーで修行、17年に広島監督を経て、清水で2年目を迎えた。今季はトップ5を目指すと意気軒昂。


 【札幌の秘策】 ペトロビッチ監督は、ご機嫌である。浦和戦の終了後「選手には、今日のような試合を見られれば、死んで良いと話した」と言う。インタビュアーのアナウンサーにもポケットから「あめ玉」をプレゼントしようと身構えていた。

 清水には、昨年3月10日の第3戦、ホームでの対戦を1−3で敗れた。ジェイの得点だけだった。FWクリスラン(契約満了で退団)と金子翔太、河合陽介にやられた。今季は金子、河井に加えてトップの北川航也が好調だ。さらに今季、V・ファーレン長崎から移籍した中村慶太や、昨季トップに昇格した滝裕太が戦列に加わる。

 札幌の攻撃は、中盤のトライアングル、または4人のノーストップパスが「奇麗だ」。今のところ「どこもまねのできない」トリッキーな展開だ。成長著しいのが荒野拓馬で「タクマしく」なった。待ってたぞ!
池田淳