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日大のMF金子がプロ仮契約

19・03・11
 上写真/2020年の新加入選手として北海道コンサドーレ札幌と仮契約をした日本大学3年の金子拓郎選手(中央)、左は北海道コンサドーレ札幌の三上大勝GM、右は日本大学サッカー部川津博一監督。写真はいずれも2月27日、日本大学関連施設、提供:株式会社コンサドーレ


コンサドーレが2020年採用

 北海道コンサドーレ札幌は2月27日、東京都内で記者会見を行い2020年の新加入選手として関東学生サッカー連盟の日本大学3年のサッカー選手、金子拓郎選手(21)と仮契約を結んだことを発表した。金子選手はMFとして東京都大学リーグ1部で昨季8得点、最優秀選手賞に選ばれている。

 会見には札幌側から三上大勝GM、鈴木智樹担当スカウト、選手には日本大学サッカー部の川津博一監督が付き添った。

 金子は埼玉県出身、高校は一昨年全国高校選手権で優勝をした前橋育英で、金子自身は2年生の時に準優勝を経験している。178センチ、68キロの体格で、独特のボールタッチのドリブルとパスセンスがある。

 本人は内定のきっかけについて「今回内定が決まったのは、釧路の合宿が無かったら実現しなかった。釧路の皆さんに感謝しています」と語り、川津監督も「昨年夏の釧路の阿寒合宿では多岐に渡ってお世話になりました。コンサドーレとの練習試合もあり、金子の持ち味を知っていただいたのでしょう」と釧路市民への感謝の一端を話した。

 この頃からコンサドは三上GMらが注目、今季の熊本キャンプに参加させるなど、「世界で戦える可能性を持った選手」とGM、スカウトの一致した意向で契約が結ばれた。

 金子は「プレーでも、人間としても、あと一年頑張って、成長した姿を皆さんに見てもらえるように、頑張ります」と、誓って頭を下げた。

 高校時代の監督は、名将・山田耕介校長(59)。法政大を出て30数年、初めて頂点に立った。Jリーガーらを育てた数は百人以上。日本一の称号を得ている。師匠は長崎・国見の小嶺忠敏先生(73)と言った方が分かりやすい大監督の島原商業時代の教え子でもある。

 また、コンサドは3月8日、金子を「2019年JFA・Jリーグ特別指定選手」に認定したと発表。Jリーグ追加登録手続きも完了し、大学に籍を置きながらコンサドの公式戦にも出場可能となった。

 全国高校選手権優勝校関連では、2018年の覇者・青森山田の檀崎竜孔(18)もいるよ。

 上写真/記者会見で受け答えをする金子拓郎選手


 上写真/グラウンドに移動し、意気込みをこぶしに込める金子拓郎選手(中央)、左は北海道コンサドーレ札幌の三上大勝GM、右は日本大学サッカー部川津博一監督

池田淳