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河合竜二がコンサドC.R.C

19・02・11
 上写真/引退記者会見で笑顔を見せる北海道コンサドーレ札幌の河合竜二。写真はいずれも1月25日、(株)コンサドーレの白い恋人サッカー場事務所、撮影・石井一弘


 コンサドーレ札幌のキャプテンとして5年連続腕章を巻き、8年間在籍したDF河合竜二(40)が2019年シーズンを前に引退を発表した。1月25日、(株)コンサドーレの白い恋人サッカー場事務所で記者会見を行い、足掛け22年の選手生活にピリオド、会社が用意した「コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン=C.R.C」の就任のあいさつをした。

 河合選手のJリーグ歴は、埼玉県の西武台高校を卒業後、1997年浦和レッズ入団、7年後の2003年、岡田武史監督が率いる横浜F・マリノスで2連覇を経験、その後DF中澤佑二(40)=今季引退=と主軸を組んだ。11年札幌に移籍、11年、16年のJ1昇格の立役者になった。

 9年過ごした札幌は「離れられない。大好き」なところ。新職場は、北海道コンサドーレ札幌が、今、最も力を入れている「パートナー企業、サポーター、ホームタウン、行政機関、メディア展開など、クラブ、選手をつなぐ要所のポジション」。「コンサドーレ・リレーションズチーム」で新役のキャプテンに就任した。

 現在、この取り組みをしているのは、鹿島アントラーズの「C.R.O(クラブ・リレーションズ・オフィサー)」システム。2015年1月に中田浩二・元選手がオフィスの長。

 仕事の内容は、ほとんど同じだが、今季新たに札幌市と結んだ「ウインタースポーツの観戦文化の醸成や普及振興、アスリートの育成など」と題する「連携協定」。さらに2030年の冬季オリンピック・パラリンピック札幌招致期成会への参加など、「サッカーの集客力」に期待が寄せられている。

 1月26、27日に札幌・大倉山で行われた「FISスキージャンプワールドカップ2019札幌大会」のイベント出演の大仕事が河合キャプテンの初仕事(寒かったろうね?)。

 最後にこのチーム(C.R.C)へのお願い。J関連のゲーム日程が発表になった。札幌市厚別運動公園競技場が会場として使われる。電光開示装置は、立派になった。だが、アウエーチームのロッカールームがない。即席の部屋だ。サッカーには「ロッカーアウト」という「ルールがある」。さらに試合後のシャワールームも、「供用」、このあたりのサービスも、このチームの働きかけの「やりがい」ではなかろうか。

 上写真/「コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン=C.R.C」就任に決意の表情

池田淳 写真はいずれも石井一弘撮影