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J2第45節(10月17日)徳島に0−3で完敗…。そしてJ1昇格消滅。

09・10・20
 10月17日、コンサドーレ札幌はアウエー(鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム)で徳島ヴォルティスと対戦。主力メンバーを欠くなど苦しい面もあったが、代わって入ったメンバーもチャンスを生かせず、0−3と完敗。これで、残り6試合全勝しても昇格圏3位の勝ち点には届かず、1年でのJ1返り咲きは早くも消滅した。
 
 シュート数は90分で、徳島17本。札幌1本…。 
 
 試合内容は、0−3という結果以上に厳しいものだった。徳島まで駆けつけた札幌サポーターは、残り試合のすべてで、本当の奇跡を信じていただろう。そして、その奇跡を引き寄せるのは、これ以上ないという全力と闘志で戦った者に近づくということも信じていたはずだ。
 
 確かに、累積警告、けが、体調不良などで、ベストメンバーは組めなかった。しかし、見方を変えると、代わって入ったメンバーは、この出場の機会は絶好のチャンスとなる。今まで、くすぶっていた気持ちが爆発するほどのプレーを見たかった。代わって入ったメンバーだけではない。出続けているメンバーと併せ、J1昇格消滅の危機を鬼気迫るプレーで跳ね除けてほしかった。
 
 もちろん、厳しいことは分かっていた。だからこそ結果だけではなく、鬼気迫るプロ根性を見せることが、駆けつけたサポーターへの恩返しになると思うのだが…。
 
 もはや、気持ちも体制も切り換える以外に来季の希望は掴めない。まずは、石崎監督のチーム作りの第2章を前提に、来季の方向性をしっかりと定めてもらいたい。選手、スタッフ、クラブが一枚岩で戦う方向性と、その戦う姿に納得できれば、サポーターもついてきてくれるはずだ。
 
矢田 からす