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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 33 磐田

18・11・19
今季5度目の対戦、勝ち点が欲しい

 残りあと2試合となった北海道コンサドーレ札幌はアウエーでジュビロ磐田と対戦する。11月24日午後2時からヤマハスタジアム。札幌が4位。磐田が13位。札幌は3位以内のACL出場候補にあり、磐田は逆に降格圏内(17、18位)は無いが、プレーオフの16位の危険性もある。

 コンサドーレの野々村芳和CEOと磐田の名波浩監督は、リーグ戦、天皇杯、ルヴァン杯などの「対談仲間」として、番組を立ち上げる仲で、「歯に衣を着せない」仲。

 J1リーグでは7月22日に戦い0−0、札幌が5位、磐田が9位だった。しかし、ルヴァン杯はBグループで戦い3月14日0−1、4月18日3−2で勝ったものの、天皇杯では9月26日に戦い2−4で、札幌が今季1勝だけだった。J1リーグでの対戦成績でも札幌の2勝3分け8敗。ヤマハスタジアムから見ると札幌は鬼門のはず。ここで1勝が欲しい。


 【札幌の秘策】何しろ得点を取らなくてはならない。問題は、このところCBの位置に入っている宮澤裕樹を攻撃の中心、攻撃的ボランチのセンターに置きたい。無理を言うと3−3−4のシステムが出来ないか。

 DFに福森晃斗、中央がキム・ミンテ、右が進藤亮佑、MFが駒井善成と宮澤と深井一希。FWは中央にジェイと都倉賢。両脇に左チャナティップ、右三好康児。いわゆる3−5−2から可変させる超攻撃陣で、ペトロビッチ監督の究極の秘策だろう。

 相手も必至、必勝の構え。元日本代表の2人。川又堅碁、大久保嘉人の得点力。中野誠也もルーキーながらルヴァン杯で札幌の失点1得点を奪われている。さらにMF松浦拓弥は磐田で11年(2011年はアビスパ福岡にレンタル)のベテラン。今季は一味違う動きを見せている。

 札幌は今のところホーム、アウエー遜色ない戦いぶり。連敗が川崎フロンターレだけで、ホームの負け数が一つ多い5敗。引き分けは9つで、14勝9分け9敗。欲を言えばACLだが、欲は言わない。初年度のミシャに乾杯。
池田淳