コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 31 仙台

18・10・31
手倉森―渡辺晋でJ1九年キープ

 北海道コンサドーレ札幌が10月28日、名古屋グランパスと対戦2−1で勝利J1残留を決めた。2年連続は初めての快挙という。次は3位以内のACL(アジア・チャンピオンズ・リーグ)の代表権を目指す。

 残り4試合の第31節は、11月4日ホーム札幌ドームで午後2時から、ベガルタ仙台と対戦する。仙台は現在9位で12勝6分け12敗で勝ち点42。ちょうどJ1の18チームの中間にいる。

 札幌と同じくらいの1995年にJFLに加盟、1999年にJ2昇格した。札幌が1998年だから1年先輩。2002年と03年にJ1にいたが、04年から08年はJ2。08年から監督に就任した手倉森誠監督が09年にJ2優勝、以来J1をキープしている。現在は渡辺晋監督(45)が5年目の采配を揮っているが、あまり欲がない。


 【札幌の秘策】今季4月の11節は2−2の引き分け。福森晃斗、チャナティップが得点している。相手の攻撃陣は、4年目の西村拓真が11得点をあげていたがCSKAモスクワに移籍。続く6得点の石原直樹、4得点の蜂須賀孝治など、札幌の42点に迫る41点の得点力が注目される。194センチの札幌出身のハーフナー・マイクも移籍して、要注意。

 札幌は調子の上がってきた荒野拓馬と深井一希が出場停止処分。補う選手はいると思うが、ペトロビッチ監督の嫌がる「守備固め」もここは必要だろう。最低限で引き分け。負けたら後がない。初采配から「銅メダル」は出来すぎ。

 この後は、11月10日が浦和レッズ、同24日がジュビロ磐田。ここまでで最終決戦の12月1日札幌ドームにサンフレッチェ広島が、決戦の場になれば、申し分ない。
池田淳