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J1第29節(10月5日)、アウエーで先制するも横浜に痛い逆転負け

18・10・11
 10月5日、北海道コンサドーレ札幌はアウエーの日産スタジアムで11位の横浜F・マリノスと対戦。札幌は前半にFWジェイが先制するも、すぐに横浜に同点弾を浴びる。さらに前半終了間際に逆転弾を許すと、後半は得点を奪えず1−2で敗戦となった。

 両チーム共に攻撃的なスタイルを踏襲する中、横浜は2連勝で上向き、対する札幌は主力のFW都倉、MF宮澤、DF福森が出場停止のため、影響が心配された。

 試合は互いに攻撃的な姿勢で入り、立ち上がりからスペクタルな展開となる。

 まずは前半7分、ペナルティーエリア内でボールを受けた横浜FWウーゴ・ヴィエイラが虚を衝く右足トーキックでゴールを狙うも札幌GKク・ソンユンが左手を伸ばしセーブ。

 対する札幌は前半15分、DFラインの裏に走ったMFチャナティップにスルーパスが通り、ワンタッチで中央へ。走りこんできたジェイが押し込んだが、ここはチャナティップが抜け出た段階でオフサイドとなりノーゴール。

 札幌は直後の16分にも決定機。ペナルティーエリア左でボールを受けたMF菅が中央のチャナティップにグラウンダーのパス。チャナティップは振りの早い左足ワンタッチシュートで横浜ネットを揺らす。しかし、ジェイが、相手GK前でシュートのブラインドになった(プレーに関与した)との判定でオフサイド。またしても得点は認められなかった。

 それでも攻撃の手を緩めない札幌は前半21分、ついに先制点を奪うことに成功する。右サイドでボールを受けたジェイがドリブルを開始。ペナルティーエリア右まで運ぶと中央へカットインし得意の左足を一閃。カーブのかかったボールは横浜GK飯倉の手をかすめてサイドネットに突き刺さった。

 このまま試合を優位に進めたい札幌だったが、ここまでJリーグ最多得点を誇るホーム横浜が黙ってはいない。

 前半24分、ピッチを広く使い自陣からボールをつないだ横浜が一気に札幌ペナルティーエリア内まで侵入。ボールを受けた横浜FW仲川が札幌DFを鋭い切り返しでかわし、左足で流し込み同点。

 ここから一気に横浜ペースとなり、札幌は体を張った守備で耐えていたが前半終了間際に突き放される。

 前半42分、札幌右サイドでボールをテンポよく回され、スピードに乗ってペナルティーエリアに走りこんできた横浜DF山中にスルーパスが通る。フリーとなった山中は一瞬のルックアップから中央へ絶妙なグラウンダーのパス。最後はウーゴ・ヴィエイラにダイレクトで押し込まれた。

 1点ビハインドで迎えた後半、札幌は開始からDF早坂に代えてDF石川を投入。DFラインを3枚に減らすシステム変更で試合のリズムを取り戻しにいく。

 札幌が流れをつかみ始め、同点を目指すものの簡単には横浜守備網を崩せない。それでも試合終盤に向け、札幌が攻勢を強め、セットプレーからチャンスを作り出す。

 後半33分、右からのコーナーキックを菅が左足でインスイングのボールを蹴る。ファーサイドで待っていたDF進藤が頭で合わせるも、ボールはわずかにポストの外。

 続けて後半35分、左サイドからのフリーキックをペナルティーエリア内右側に送るとジェイが頭で中央へ折り返す。これを石川が合わせるがDFのチェックにあい、ボールがこぼれる。素早く反応した進藤が左足を振り抜いたがボールは枠の上へ外れて行った。

 最後まで攻め続けた札幌だったが、結局1−2のままタイムアップ。これで札幌は12勝8分け8敗、勝ち点44のまま、順位を5位に落としている。

 次節札幌は10月20日にアウエーのShonan BMW スタジアム平塚で13位(勝ち点35)の湘南ベルマーレと対戦する。
編集部