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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 26 川崎

18・09・11
今季の札幌は同一チームに連敗なし

 北海道コンサドーレ札幌は後半戦の最大のヤマ場、第26節で2位川崎フロンターレと対戦する。札幌は11勝8分5敗の勝ち点41で4位。川崎にはホームで1−2と負けている。しかし、ペトロビッチ監督率いるコンサドーレは、今季同一チームには連敗はしていない。9月15日午後7時からの一戦は、川崎の2連覇を許すか、札幌がベスト3を目指せるかの一戦と言っても過言ではない。  

 平成30年北海道胆振東部地震の震災で揺れ動いている札幌と9月9日にルヴァンカップを戦った川崎、どちらのチームの負担が大きいか。注目を集める戦いになることは確かである。


 【札幌の秘策】札幌は震災の中で、ペトロビッチ監督や宮澤裕樹キャプテンが、試合の勝ち負けよりも先に被災した道民に「勇気と希望を見せる」と、自分たちの戦いを源に、復興の絆を高めようと誓っている。チームの力、選手個々の意識が、頂点に懸かるとき、何か別の力が出てくる気が高まっている。
 ここではどちらが勝つというよりも、少しでも「復興の力になるゲームを見たい」。これこそ「北海道とともに、世界へ」を、みんなで誓って、進む力に、さらに「ミシャに日本一を」を、叶える団結の気概にしたい。
 また、三好康児は、期限付き移籍で、川崎戦は出られない。日本代表の結果より彼の札幌での活躍も念頭に置きたい。
池田淳