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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 22 G大阪

18・08・13
ガンバ・宮本新監督の神通力

 北海道コンサドーレ札幌が一番恐れていた場面がやってきた。第22節8月15日午後7時から、アウエーでガンバ大阪と対戦する。後半戦に入りパッとしない札幌は、攻撃的サッカーが出来ていない。

 一方、ガンバ大阪は、今季、長谷川健太監督からブラジルのレヴィー・クルピ監督(元セレッソ大阪監督)を迎えた。選手はほとんど変わらないが、J1降格ラインのワースト3にいた。そこでガンバの出身で同チームのユースコーチからU−23を率いていた宮本恒靖氏(41)を監督に抜擢した。7月の最終戦から2引き分け1敗と芽が出なかったが、ガンバ先輩の長谷川健太監督率いるFC東京の8月10日に2−1で勝利、「何かジンクス」のような「よみがえった絆」を思わせる「強さ」を見た。


 【札幌の秘策】札幌はガンバ大阪には、第13節では2−0で勝っている。ペトロビッチ監督と選手、コーチ、サポーターらが一致団結して「チームはファミリー」のキャッチフレーズが出来てきた時期だ。3バックの徹底と両ウイングバックの位置取り、1トップ2シャドウの陣形が徹底してきた。

 現在は、ジェイ先発の都倉賢の締め、後発に荒野拓真、小野伸二のパターンが多い。今一番怖いのはDF福森晃斗の左バックとFK、CKのフリーキッカーの疲労。顕著に表れたのが柏レイソル戦の伊東純也とのマッチアップ。失点の要因を作り出したがミシャとの話し合いでどこまで改善されるか?。尾を引いてはもちろんいけないが、フリーキッカーの充実も必要な時期に来ている。
池田淳