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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 20 柏

18・08・02
4か月ぶりのドームどうかナー

 北海道コンサドーレ札幌は第20節の8月5日午後2時から、ホーム札幌ドームで、柏レイソルと対戦する。4月11日の湘南ベルマーレ戦(1−0で勝利)以来の4か月ぶりのドーム。柏とは4月14日にアウエーで対戦して2−1で勝利、11試合負けなし(7勝4引き分け)で3、4位をキープ。「攻めのペトロビッチ監督」の名を馳せた。

 一方、柏は、4月14日ホームで札幌に1−2で破れ、昨季4位からの転落劇。3年目の下平隆宏監督(46)が5月13日に解任、ヘッドコーチ1年目の加藤望氏(48)が監督に就任した。

 点取り屋と言われたD・オリベイラ(F東京)、武富孝介(浦和)らの移籍と、ACLの過密日程などで、チームが失速した。現在15位と降格争いを見つめながらの対戦が続いている。7月28日の柏−ヴィッセル神戸戦を見た。スペイン出身のイニエスタの神戸でのプレー。札幌のチャナティップ、菅大輝、石川直樹ら左のシャドウ、ウイング、長友佑都的センタリングを一人やってのけた。


 【札幌の秘策】ペトロビッチ監督は、第18節の試合、対名古屋戦が中止になって、W杯終了後の1、2戦、川崎フロンターレ、ジュビロ磐田戦を1敗1引き分けの「決め手を欠いた試合」をしてしまった。名古屋はこの休暇中に新戦力を迎えている。まだ過渡期なので「中止」は札幌にマイナスになったと思う。

 柏の神戸戦を見る限り、そんなに怖くない。右からの攻撃がフィニッシュまで行くところに気を付ければ、失点はないだろう。

 攻撃は、駒井善成から三好康児の右が面白い。これにチャナが絡んで、三好に落としてくれれば点になる。中盤は、思いっきりパス回しをして、時間を稼ぎ、チャンスを「共用(みんなが理解した攻撃)」した、得点を取ってほしい。ミシャの「ブラボー」を聞きたい。
池田淳