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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 16 川崎

18・07・11
昨季・初優勝の川崎と対戦

 北海道コンサドーレ札幌は7月18日午後7時からJ1再開の第1戦(第16節)を昨季初優勝の川崎フロンターレと対戦する。「聖地・厚別」でのホーム2連戦の幕開けで、ペトロビッチ監督の攻撃的サッカーが好走、ベスト5をキープしている札幌にとって、最大の山場を迎える。

 川崎は鬼木達監督に代わって1年目で念願の初優勝を飾った。中心選手は中村憲剛(37)で、鬼木監督は風間八宏前監督(現・名古屋グランパスエイト監督)と5年間コーチとして連れ沿った集大成が実ったようだ。

 今季は大久保嘉人(移籍後1年でFC東京から復帰)が、またジュビロ磐田へと移籍して混乱しているが、得点源のFW小林悠、斎藤学でカバー出来そう。MF家長昭博、DF奈良竜樹(コンサドーレ札幌出身)ら、中心選手が各パートに「打って付けの境地」のプレーヤーを配置している。札幌とは昨季1勝1分けで、現在は勝ち点27(8勝3分け4敗)で3位。憲剛のキラーパスと中盤の速いパス回しが見どころ。

 札幌のホーム連戦の第17節は7月22日午後7時から、ジュビロ磐田との戦いが待っている。今度は中村俊輔と大久保のコンビが見られるか。


 【札幌の秘策】愛称・ミシャ監督は、初めての札幌の「夏休み」を過ごした。W杯ロシア大会を横目に、個人の持ち味を高めた細かな指導。3トップ(1トップ2シャドウ)の選手に同じビブスを着せて、互いを意識させる。間合いの感覚、ノートラップパスなど、実戦さながらの動きを理解させた。最大の武器は、DFからの両ウイングへのロングパス。まったく逆サイドに1発で渡る精度を繰り返していた。

 DF陣の3バック、キム・ミンテ(中央)左・福森晃斗、右・進藤亮佑。ボランチ・宮澤裕樹、荒野拓馬。WB三好康児、チャナティップ、菅大輝、兵藤慎剛等など。GKはク・ソンユン、菅野孝憲。ブラジル出身のヘイス、ジュリーニョが別メニューだったのが、気がかり。