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J2第40節(9月20日)福岡に1−0勝ち、福岡とは2勝1分けで7位浮上

09・09・24
 9月20日、室蘭入江運動公園陸上競技場で、J2第40節が行われ8位のコンサドーレ札幌は13位のアビスパ福岡と対戦した。
 
 好天に恵まれたが海からの風は強い。前半風上を取ったコンサドーレは、動きは良かったがシュートが正確さを欠いて0点。さらに17分にはダニルソンをけがで欠いた。だが、後半3分にこの日中盤に入っていた上里一将が、相手ペナルティーエリア前で反則を得てフリーキック。左足でゴール右にカーブの懸ったボールを決めた。このまま逃げ切ったがサポーターは気が気ではなかった。
 
 福岡は黒部、大久保を札幌DFの後ろに走り込ませて反撃を狙うが、ほとんどオフサイドトラップに引っかかった。危なげない札幌の守りはダニルソンに代って入った芳賀博信のボランチの活躍にあったといっても過言ではない。また、室蘭初デビューの宮澤裕樹(室蘭大谷高出)は一味違った動きでトップ下の役割を果たした。
 
 後半3分から追加点が無いまま、はらはらさせられた観客席。大スポンサー「白い恋人」の石水さん一家、さらに前北海道フットボールクラブ社長の児玉芳明さんが肩を並べ、後半26分コンサドーレのPKで「よっし!」。しかしキリノのシュートはGKに阻まれた。一瞬息をのんだが、相手の足が止まったのを見てとって胸をなでおろし、久々のハイタッチ、握手にも力がはいった。
 
 これで札幌は16勝13分け11敗で勝ち点61。東京ヴェルディが負けたため7位に浮上した。                                    (JUN)
 
 (写真はいずれも9月20日、室蘭市入江運動公園陸上競技場、撮影・石井一弘)
 
 
 
 上写真/このところ好調の札幌MF藤田(7番)、福岡のMF中払(14番)と激しいマッチアップ
 
 
 上写真/札幌MF古田(27番)は福岡MFウェリントン(6番)、DF山形(3番)に挟まれながらも突破をはかる
 
 
 上写真/福岡戦後半29分、福岡の右CKからの攻撃をパンチングで防いだ札幌GK高原(21番)
 
 
 上写真/福岡を1−0で破り、ガックリする福岡の選手(右)を尻目にハイタッチで喜ぶ札幌の選手たち、左からMF芳賀(18番)、GK高原(21番)、DF趙(15番)ら
 
 
 上写真/福岡戦で勝利しヒーローインタビュー後、ゴール裏熱烈サポーターにハンドマイクで話をする札幌MF上里。2ヶ月前”釈明”させられたのとは大違いだ
 
 
JUN