３位浮上の札幌と連勝のガンバ

　北海道コンサドーレ札幌は、９戦負けなしで３位に浮上した。第１３節の５月５日は午後２時から、札幌厚別公園競技場で、１５位のガンバ大阪と対戦する。ガンバは長谷川健太監督から、今季はブラジル出身で８年間セレッソ大阪を率いたクルピ監督（６５）が就任、４勝１分け７敗と不振にあえいでいる。しかし、ホームでサガン鳥栖とベガルタ仙台に連勝して勢いがある。特に途中加入のＭＦマテウス（ブラジル出身）が、中盤から好フィードを繰り出している。


　【札幌の秘策】ペトロビッチ監督が、「嫌な相手、難しい相手」という仙台（２−２）と鳥栖（２−１）に１分け１勝して、辛うじて「負け無し」で９試合を乗り切り、サンフレッチェ広島とＦＣ東京に次いで、ベスト３。特に鳥栖戦には、５月５日の中２日のホームを考慮してか、得点源の都倉賢、チャナティップ、ジェイ、三好康児らを遠征メンバーから外していた。

　トップの切り札に内村圭宏を投入したが、前半１９分肉離れで退場。兵藤慎剛が入ったが、押され気味。後半６分失点。同２１分にジュリーニョを投入、ゲームが一転した。相手ゴール前へＦＫ、ＣＫのターゲットを得て、後半３４分、同３８分、ジュリーニョが決めた。

　陰陽師・ミシャ監督の采配なら、「神懸かりだ」。ガンバ戦を「聖地厚別」でこのベンチワークを、みんなで「拝見しよう」ではないか。

　今後の日程は５日はホームでガンバ大阪。（中３日）の９日はルヴァン杯（厚別）で甲府。（中３日）で１３日はアウエーＦＣ東京。（中２日）の１６日はルヴァン杯（厚別）で清水。（中３日）の２０日は、アウエーでヴィッセル神戸の６試合。Ｊリーグ再開日は７月１８日の予定。