看板の豊田去り１７位に低迷

　北海道コンサドーレ札幌は、第１２節の５月２日午後８時から、アウエーのベアスタで１７位のサガン鳥栖と対戦する。

　昨季８位の鳥栖は、イタリア出身のフィッカデンティ監督のもと３年目を迎える。今季はチームスローガンの「ＩＴＡＤＡＫＩ」（頂き）を目指したが、ＦＷの豊田陽平が、大韓民国のＫリーグ１・蔚山現代ＦＣに移籍するなど、大型入れ替え補強を試みたが、今のところ結果は出ていない。フィッカデンティ監督の堅守速攻も、思うように得点が出来ず、得失点差が縮まらない。４月２９日にガンバ大阪との戦いを０−３で終えて中２日のハードスケジュールだ。何かが起きそうだ。


　【札幌の秘策】コンサドーレは、ベガルタ仙台と２−２の引き分け。後半アディショナルタイムに失点してのドローに、選手には落胆の表情も見られた。

　ペトロビッチ監督は、「非常に難しい試合になると思っていたが、その通りになった」と試合後の記者会見で語った。仙台は、羽生結弦選手の市民パレードで華やいでいた。サッカーも負けられないという雰囲気があった。この精神的な選手の感情、心意気が、同点弾に乗り移った。今の鳥栖にも乗り移らないか。岡目八目も、ミシャさんと同じことを、この試合にも思う。

　鳥栖ＧＫ権田修一は３失点の屈辱を味わった。攻めのコンサドも、ＣＢキム・ミンテの出場停止で３バックじゃ危険だろう。

　今後の日程は５月２日アウエーで鳥栖。（中２日）の５日はホームでガンバ大阪。（中３日）の９日はルヴァン杯（厚別）で甲府。（中３日）で１３日はアウエーＦＣ東京。（中２日）の１６日はルヴァン杯（厚別）で清水。（中３日）の２０日は、アウエーでヴィッセル神戸の６試合。Ｊリーグ再開日は７月１８日の予定。