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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 11 仙台

18・04・26
仙台の監督は札幌でプロ入り

 北海道コンサドーレ札幌は、プロ1年生の時コンサドーレに入団したDF渡邉晋が率いるベガルタ仙台と対戦する。第11節の4月28日午後2時から、仙台ユアテックスタジアムでのアウエー戦。

 渡邉監督(44)は5年目の仙台で指揮を執るが、2004年現役を引退するまで、札幌、ヴァンフォーレ甲府、仙台でプレー、その後、仙台のスタッフになった。14年にトップの監督になり、14位でJ1残留。15年14位、16年12位、12位の昨季はルヴァン杯ベスト4に。

 現在(26日)は4勝3分け3敗の7位で、勝ち点15。札幌の4位は聖地・厚別、横浜F・マリノスに初めて勝利、勝ち点18で一歩リードしている。

 仙台と言えば16年目のMF菅井直樹(33)、15年目のMF梁勇基(36)、14年目のMF富田晋伍(31)らと、8年目の「あの時を乗り越えたプレーヤーとファン」が多い。昨季はFWの平山相太とクリスランを招へいしたが、失敗で引退と移籍をした。今季は石原直樹と西村拓真が3得点、阿部拓馬(東京出身・FC東京などから韓国リーグ)、板倉滉、蜂須賀孝治がそれぞれ1得点をあげている。


【札幌の秘策】ペトロビッチ監督は、ここから5月20日までのW杯ロシア大会のJリーグ休止期間までの5ゲームが「勝負所」と見ているだろう。

 FW都倉賢が4得点などで復調。三好康児、菅大輝、宮吉拓実、チャナティップらが得点機を狙っている。次第にミシャさんの「思う壺」から飛び出した「宝石」がピッチで踊り出したようだ。

 本誌では、Jリーグを中心に戦いぶりを展開してきたが、過密日程の中にルヴァン杯の1勝3敗のBグループ突破の「意気込み」も感じられ、特に残り2試合は「聖地厚別」での戦い。ミシャの知恵の見せ所。花見のシーズンが来る北海道だが、応援をよろしく。ブラジルからのヘイス、ジュリーニョと、ベテラン稲本潤一、小野伸二、若手の濱大耀、藤村怜らが軸になっての活躍が見どころだ。

仙台戦後の5月の日程は次の通り。
 5月2日アウエーでサガン鳥栖。(中2日)の5日はホームでガンバ大阪。(中3日)の9日はルヴァン杯(厚別)で甲府。(中3日)で13日はアウエーFC東京。(中2日)の16日はルヴァン杯(厚別)で清水。(中3日)の20日は、アウエーでヴィッセル神戸の6試合。Jリーグ再開日は7月18日の予定。
池田淳