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ルヴァンカップ第3節(4月4日)、清水相手に先制するも痛恨の逆転負け

18・04・05
 4月4日、アウエーのIAIスタジアム日本平で行われた北海道コンサドーレ札幌対清水エスパルスのJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節。前半、札幌が先制点を奪い試合を優位に進めるが、前半終了間際に清水が同点ゴール。後半に入ると、清水にセットプレーから逆転弾を許し、1−2で敗戦。これで札幌はルヴァンカップ3連敗となった。

 札幌は直近のJ1リーグ戦からメンバーを総入れ替えで臨んだ。U−21枠にはプロデビュー戦となる2年目のDF濱を指名。ベンチにも2種登録となったDF中村と福田を入れるなど若手を積極的に登用した。また、昨年大けがを負い復活を遂げたMFジュリーニョも今季初出場となった。

 試合は、アウエーの札幌が立ち上がりから攻勢に出る。前半3分にはペナルティエリア手前からジュリーニョが思い切ったミドルシュート、前半6分にもMF白井からのパスを受けたジュリーニョがシュートを放つもポストに阻まれる。ゴールには至らないが札幌ペースで試合が進む。

 良い流れの中、前半24分、札幌が先に試合を動かす。右サイド深くに攻め込んだMF宮吉がMF荒野とのワンツーで突破しペナルティエリアに進入。宮吉はマイナスのグラウンダークロスを送ると、待っていたFWヘイスが右足でゴールに流し込んだ。

 その後も札幌は、流動的にポジションチェンジを繰り返しながらパスワークで相手ゴールに迫る。それでも清水の粘り強い守備にあい追加点を奪えずにいると、このまま前半終了と思われたアディショナルタイムに失点する。中盤でボールを失い、細かいパスワークでボールを運ばれると、最後は清水FW北川にゴールを許した。

 札幌にとっては嫌な時間帯での失点。ホームの清水にとってはチームの勢いを一気に取り返すゴールとなり、その差が後半に表れる形となる。札幌は相手の隙をうかがいながらボールを持つ時間が長いものの、なかなか決定機を演出することが出来ない。

 すると後半23分、セットプレーから清水に逆転弾を許す。清水右からのコーナーキックに、警戒していた清水FW鄭大世に高い打点のヘディングでゴールに叩き込まれた。

 終盤に向け、札幌はFW内村を投入するなど攻めにかける人数を増やすが、清水も自陣に引いて強固なブロックを形成。結局、再度ゴールは割れず、そのまま1−2で敗戦となった。

 札幌の次の試合は4月7日、札幌ドームでJ1第6節を現在8位の名古屋グランパスと対戦する。
編集部