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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 6 名古屋

18・04・03
ミシャの神通力の見せどころ

 ペトロビッチ監督の率いる北海道コンサドーレ札幌が「超攻撃的」なサッカーを「表現」出来るような「気配」がする。第6戦は4月7日午後2時から札幌ドームで、J2を1年で勝ち上がってきた名古屋グランパスが相手。監督は、昨年初優勝の川崎フロンターレを5年間見て、名古屋のサルベージを成し遂げた風間八宏監督(56)。2勝1分け2敗で8位に付けている。勝ち点7で、ここ2試合は、4節(川崎)、5節(鳥栖)と対戦、連敗している。コンサドは1勝2分け2敗の勝ち点5だが、勝てば勝ち点8になりベスト10入りが味わえるか。

 さらに風間監督は、札幌の四方田修平コーチらの大先輩で、筑波大の監督を務めたことがある。互いに「分析力」のリサーチを得意とするだけに今後のJAPANを背負って立つ「知将」だろう。

 忘れてはいけないのはブラジル出身の2人。CF(センターフォワード)ジョーとLW(レフトウイング)のガブリエル。2人で6得点のうち5得点をあげている。

 
 【札幌の秘策】ペトロビッチ監督(愛称ミシャ)は、ホームで1勝(対V・ファーレン長崎)、アウエーで強敵・鹿島アントラーズと0−0の引き分けと、このところミシャ監督の神がかり的な「陰陽師」の術がコンサドーレ・イレブンに乗り移っている。スポーツ選手の至宝「脳力」が、チームプレーに出てきている。「攻撃は最大の防御」の連携が「ボールポゼッションの数字」、プレーの中で、相手を上回ってきた。見ていて気持ちが良い。さらに面白い。「第三の男」、ポイントゲッターが欲しい。あの福森―ジェイ―チャナティップのゴール(3月18日)。ここで都倉の存在を知り、「第三、第四の男」が欲しい。観客が2万、3万越えの時がきっと来る。
池田淳