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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 5 鹿島

18・03・26
チャンスだ コンサドーレ連勝

 北海道コンサドーレ札幌は18日、今季初勝利をあげ、第5節の3月31日アウエーで鹿島アントラーズと対戦する。コンサドーレは1勝1分け2敗の11位に上昇、2勝1分け1敗で6位の鹿島と、Jリーグ13回目の顔を合わせる。

 J1が1993年に発足して、降格したことのない鹿島が今季は迷走している。4試合を終わってFW金崎夢生の2得点のみ(1失点)。ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)を戦っているとはいえ前代未聞の混乱。さらにW杯ロシア大会の事前合宿のため欧州での試合に臨んでいる日本代表にDFの中核、昌子源、植田直通と、MF三竿健斗を出場させている。

 鹿島は2013年にトニーニョ・セレーゾ監督就任以来、石井正忠監督、大岩剛コーチ(監督代行)、再び石井監督と、途中解任を繰り返し、17年5月から現大岩剛監督が指揮を取っている。昨季は勝ち点72の同点だったが得失点差で川崎フロンターレに初優勝をプレゼントしてしまった。


 【札幌の秘策】V・ファ―レン長崎に2−1で勝利、ペトロビッチ監督はじめ、選手、コーチ、札幌ドームを埋めた1万3千568人の観客と北海道民が喜んだ。しかし「鹿島のJ1優勝8回のプレッシャーは道民の頭にある」。

 さらに痛恨の歴史がある。これまで12試合をして10敗1分け1勝。1分けは2012年の石崎信弘監督の時の0−0。虎の子の1勝は2001年、岡田武史監督の1stステージ9節目2−1で、聖地厚別での勝利(入場者1万9千920人)。鹿島が優勝、札幌は11位で残留した。得点者はウィルの2発(ブラジルの母にEu te amo=愛している)。野々村芳和社長もイレブンに名を連ねていた。大丈夫、陰陽師・ミシャと共に戦おう。 

 キックオフは3月31日午後3時、茨城県立カシマスタジアム。
池田淳