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ルヴァンカップ第1節(3月7日)、J2の甲府にアウエーで0−3と完敗・・・

18・03・08
 3月7日、アウエーの山梨中銀スタジアムで行われた北海道コンサドーレ札幌対ヴァンフォーレ甲府のJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第1節。甲府の厳しいプレスに苦しんだ札幌は前半で2失点。反撃に出たい後半も立ち上がりに追加点を許し万事休す。0−3の完敗で今季公式戦初白星とはならなかった。

 J1リーグでの戦いからメンバーを全員入れ替えてこの試合に臨んだ札幌。今季出番に恵まれていない中堅、ベテラン組を中心に21歳以下枠のルーキーMF藤村(18歳)を組み合わせた。対する甲府は若手中心のメンバーで構成。エネルギッシュに走り回り得点を狙いに来る。

 試合は序盤から、勢いの差がはっきりと出る展開となる。甲府が前線から強烈なプレスで次々とボールを奪取。札幌ゴールに迫ってくるが、GK菅野を中心としたDF陣が粘り強く対応、失点は回避していく。

 嫌な流れが続いていた前半33分、ついに甲府に先制点を許す。甲府陣内へ攻め込んでいた札幌がボールを失うと、一気にカウンターを浴びる。右サイドで甲府FWジュニオール・バホスの独走から、中央でフリーとなっていた甲府FW森にグラウンダーのパス。森は飛び出してきた菅野の股を抜く冷静なシュートを流し込んだ。

 これで気落ちしたのか、失点からのキックオフ直後の34分、MF小野のパスがあっさり奪われると、速攻から2人対4人の数的不利の状態でペナルティエリア内まで簡単に侵入される。最後は甲府FW太田からゴール前でフリーのジュニオール・バホスにパスが通り、難なく追加点を献上。

 平均年齢30歳を超えていたベテラン組らしからぬ展開となり2点ビハインドで試合を折り返した札幌。ペトロビッチ監督は、後半開始から一気に3人の選手を入れ変えるショック療法的な手段を選択。

 しかし、この交代策もチームの活性化には至らず、甲府の勢いを止めることが出来ない。後半7分、またも自陣でボールを失いショートカウンターから抜け出したジュニオール・バホスのドリブルシュートが決まり、さらにリードを広げられた。

 なんとか一矢を報いたい札幌だったが、攻守においてミスが目立ち、そのまま0−3でタイムアップ。試合後にペトロビッチ監督が「甲府のほうが運動量、球際、規律、ゲームの作りにおいてわれわれを上回っていた」と語ったように、内容でも若手中心のJ2甲府に圧倒された痛い敗戦となった。

 次の札幌の試合は、3月10日にホーム開幕戦となる札幌ドームでJ1リーグ第3節、清水エスパルスとの戦いとなる。
編集部