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J1第33節(11月26日)、苦手のアウエーを克服、ガンバに完封勝利

17・11・29
 11月26日のJ1第33節、北海道コンサドーレ札幌はアウエーの吹田スタジアムでガンバ大阪と対戦。札幌は、相手にボールを支配されるものの堅い守備を見せ前半はスコアレス。後半、粘り強く戦っていた札幌は得意のセットプレーからFWジェイが頭で合わせる2試合連続のゴール。そのまま逃げ切りに成功するプラン通りの戦いで札幌が1−0と完封勝利。これで札幌は11勝7分け15敗、勝ち点を40に伸ばし、順位を12位へ浮上させた。

 前節でJ1残留を確定させ勢いに乗る札幌に対し、G大阪は8月26日第23節の鳥栖戦での勝利以来、リーグ戦8試合連続で勝利無しと、下降線でホーム最終戦を迎えた。

 試合は立ち上がりこそ札幌が押し込む時間もあったが、MF荒野が前半9分でけがにより交代を余儀なくされる慌ただしい展開となり、徐々にG大阪ペースとなる。しかし、代わりに入ったMF稲本を中心に札幌は落ち着いてこの状況に対応。一進一退の前半は互いに決定機も少なく、試合を折り返す。

 後半に入ってもボールを支配するG大阪だが、札幌は組織的な全員守備で攻撃を跳ね返し続ける。すると札幌がG大阪の一瞬の隙をついて先制点をあげる。

 後半27分、左からのコーナーキックを直前に交代出場していたFW菅が左足で高くカーブのかかったボールを蹴り込む。これにゴール前で巧みなポジション取りをしていたジェイがマークを振り切り、高い打点のヘディングで合わせゴールに叩き込んだ。

 終盤に向けホームのG大阪は、同点を狙い攻撃のカードを次々と切るが、自信を付けている札幌のハードワークの前に沈黙。

 結局、エースジェイの虎の子の1点を守り切った札幌が苦手としてきた敵地で2連勝。最終節でJ1でのクラブ最高順位となる10位の可能性も出てきた。

 次節札幌は、今季最終戦を12月2日にホームの札幌ドームでサガン鳥栖と行う。得意としているホームで大声援を背に有終の美を飾りたい。
編集部