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「90分 素晴らしい プレー」

17・11・22
四方田監督が会心のゲーム

 北海道コンサドーレ札幌は11月18日のJ1リーグ第32節で清水エスパルスに2−0で快勝、13位の勝ち点37を確保、16年ぶりのJ1残留を果たした。

 試合はアウエーの静岡市清水区の日本平で行われ、前半11分と39分に、10月度MVPプレーヤーFWジェイ(35)が、得意のヘディングとゴール左側からのスクリーンパスを決めて、前半で勝負を決めた。

 会場のIAIスタジアム日本平は、1万3千723人のミカン色のユニホームなど着たサポーターやファンが詰めかけたが、例年の平均を1千人ほど下回っていた。昨年のJ2時で1万1千274人(平均)なので、残留争いの最中にしてはサッカーどころ富士山とミカンの国が遠慮がちに見えた。札幌の赤黒の応援席は2千人を超す勢い。コンサドの声援がひと際高鳴っていた。

 札幌市内でも道庁赤煉瓦テラスなどでテレビ観戦会が行われた。この日は急きょUhb(北海道文化放送)が、テレビ静岡の中継を経て、コンサドの吉原宏太氏と元日本ハム選手森本稀哲氏を交えて解説していた。稀哲氏は、中学までサッカー少年だったと―。

 「前半で勝負を決めた」と書いたのは、言う間でもなく、スタメンのイレブンが立ち上がりから11分での得点が素晴らしかった。その後も抜かりのない攻守のバランスをとっており「チームの成長」を見たから。

 試合が終わってテレビ静岡の女性アナウンサーのインタビューに四方田修平監督は「自力で残留を決められる試合で、選手が強い気持ちを表現してくれた。90分素晴らしいプレーをし続けてくれた選手に感謝したい」と語った。

 16年前の岡田武史監督時代に選手だった野々村芳和(株)コンサド−レCEOは「コンサドーレに係わる全ての皆様へ」と題して
WE SURVIVED.ありがとう北海道として感謝の気持ちを表した。
また一歩前進できました! 今のコンサドーレには、タイトルと同等の
価値だと思います。
5年前には、なかなか想像できなかったステージに立っています。
みんなでクラブを作って行くことで、着実に大きくなっています。
 みなさんのチカラ、素晴らしかったです。
(紙面の都合で抜粋しました。野々村社長の全文は、本誌北海道コンサドーレ札幌オフィシャルサイトで、ご覧いただけます)
池田淳