８月９日、コンサドーレ札幌はアウエーの味の素スタジアムで東京ヴェルディと戦い、ＦＷキリノが２ゴールを決め、２−１と競り勝った。
　
　この日の札幌は、石崎監督の「前半、前線からプレッシャーをかけていくように」という指示もあり、積極的な動きで試合を進めた。その姿勢が実ったのは、前半２５分。ＭＦ古田の仕掛けから、ＤＦ上里とボールが動き、ダイレクトで上げたクロスを最後はキリノがヘッドで決めた。

　後半も追加点を狙い、札幌が開始から攻勢に出る。その流れで後半７分には、古田のパスからキリノが粘りのプレーから追加点を奪い２−０。守勢に回っていた東京も後半２４分。途中から入っていたＭＦ永里が決め２−１とした。

　１点差に詰め寄られ、札幌の終盤の悪夢もよぎったが、チーム一丸となってそのまま逃げ切りの勝利で、２連勝を決めた。これで札幌は暫定９位と順位を１つ上げた。３連勝を狙う次節は１６日、アウエーでＦＣ岐阜と対戦する。
　
　

　下写真は、８月５日、札幌厚別公園競技場、アビスパ福岡戦のもの。前半２１分、中央をドリブルで駆け上がるコンサドーレ札幌のＦＷキリノ（１９番）。撮影・石井一弘