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『池淳の岡目八目』コンサドーレの秘策を探る 23

17・08・18
鹿島蹴散らした川崎

 8月19日、北海道コンサドーレ札幌はアウエーで川崎フロンターレと対戦する。この川崎は、監督交代劇から9試合負け無しでトップを走る鹿島アントラーズを、「サッカーをやらせるな」と発破をかけた鬼木達監督(43)の見事な意気込みを3−1で開花させた。コンサドは7節で川崎をホームに迎え1−1で引き分けているが、今の札幌では歯が立たないだろう。
 特に大宮アルディージャから移籍した家長昭博(31)が初ゴールを挙げ、さらにガンバ大阪からの阿部浩之が9得点目と「新時代の幕開け」とJ1初優勝を目指すだけの力を蓄えてきた。

 【札幌の秘策】札幌はホームでしか勝ち星がない。アウエーでの昇り龍には、引き分け狙いで行こう。川崎の得点41はトップ3だが、12勝6分け4敗のうち6分けは、札幌、ヴァンフォーレ甲府、清水エスパルスと、サガン鳥栖、FC東京、ガンバ大阪で、下位から中堅のチームで、「堅守型」のチームが多い。
 引き分けが多いのは、選手同士、コーチングスタッフの意見の相違など、ちょっとしたずれがみえる時の「考えすぎ」が災いする。決して札幌が先に陥ってはならない。勝たなくてはいけなかった甲府と引き分けたのは、このちょっとしたずれ、後半のジェイの交代のタイミングなどにも何かひっかかるものがあった。
池田淳