コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

J1第20節(8月5日)、首位セレッソに圧倒され1−3の完敗

17・08・08
 8月5日、アウエーのキンチョウスタジアムに乗り込んだ北海道コンサドーレ札幌はJ1リーグ首位を走るセレッソ大阪と対戦。開始早々に失点した札幌は前半のうちにさらに2点を失う。攻めに出た後半、札幌はなんとか1点を返すが反撃もここまで。1−3で敗れた札幌は5勝4分け11敗の勝ち点19のまま、順位を15位に下げた。

 7月のリーグ戦は2勝1分けと負けなしで上昇機運を見せていた札幌だったが、この試合は開始早々、出鼻をくじかれる。キックオフから1分もたたないうちにC大阪FWリカルド・サントスが迫力のあるドリブルでペナルティーエリアに侵入。札幌DF陣が体を張って一度ブロックするも、こぼれ球がペナルティーエリア外のC大阪FW杉本の足元に転がり右足一閃。鋭いシュートが札幌ゴールに突き刺ささり、いきなり札幌の描いていたプランもリズムも狂った。

 早く取り返したい札幌だったが、地力に勝るC大阪に試合をコントロールされ思うようにチャンスを作れない。すると前半26分、ゴール正面やや左のペナルティアークあたりでC大阪に直接フリーキックを与える。これをC大阪MFソウザが札幌GK金山の逆を突く華麗な右足のカーブシュートで流し込み追加点を許す。

 気落ちしたのか直後の前半28分、札幌陣内でプレッシャーがかからず、札幌右サイド深くに余裕を持って展開される。ボールを受けたC大阪DF丸橋は中央へセンタリングを送ると、勢いよく走り込んできた杉本に今度は頭で合わされ、3点ビハインド。C大阪の破壊力ある攻撃陣の前に成す術なく前半が終了した。

 札幌は後半スタートからDFキム・ミンテに代えDF河合を投入。守備の立て直しを図ると、ボールを持つ時間と攻め込む回数も増えてきた。C大阪も札幌の攻撃を防ぎつつカウンターから追加点を狙う。

 札幌は後半20分、MFマセードに代えてMF小野を投入。試合のリズムを変えながら得点を奪いに行くと後半38分、C大阪のペナルティーエリア手前でボールを受けたMFチャナティップが鋭いステップで仕掛ける。C大阪の守備陣がドリブルに引き付けられている間にDFラインの背後に走ったMF菅へチャナティップが絶妙なスルーパス。スピードに乗った菅は左足のコントロールから素早く右足でシュートを流し込み、1点を返した。

 直後に札幌はFWヘイスに代えてFW金園を入れ最後の攻撃に出るが、C大阪も守りを固めて対抗。追加点を奪うには至らず、前半で勝負を決められた札幌が1−3で敗戦。試合巧者ぶりを存分に発揮したC大阪の前に、またしてもアウエーの地から勝ち点3を持ち帰ることは出来なかった。

 次節札幌は8月9日に札幌ドームで、4位の横浜Fマリノス(勝ち点37)と対戦する。
編集部