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『池淳の岡目八目』コンサドーレの秘策を探る 20

17・08・04
12年ぶり首位のC大阪だ

 北海道コンサドーレ札幌は、8月5日午後7時からアウエーでセレッソ大阪と対戦する。J2から共に昇格したチームだが、新監督にユン・ジョンファン氏(44)を迎えるとともに日本代表の清武弘嗣をセビージャ(スペイン)から4年ぶりに呼び戻した。なんと8億円を用意したといわれる。
 ユン監督は選手時代にC大阪でプレーしており、その後サガン鳥栖で監督を務めた後、韓国の蔚山現代FC(ウルサンヒョンデFC)を率いていた。
 前節、大阪ダービーではガンバ大阪に1−3で敗れ、11節から負け無しの9試合ぶりの黒星だった。札幌とは第3節で戦い1−1の引き分けだった。ルヴァン杯では、札幌に連勝してベスト8に進んだ。もっか順風満帆なチームだが、今回は清武の欠場が伝えられている。

 【札幌の秘策】浦和レッズを2−0で破った。3万3千3百53人の後押しは大きかった。FWジェイ、MFチャナティップの加入でチームが変わった。ここでセレッソを破るとベスト10狙いも夢ではない。セレッソには昨年のJ2で1勝1分け。今年のJ1の3節では1−1で連敗をストップ、今季の都倉賢の初ゴールを生んだゲームだった。この都倉が浦和戦で10試合ぶりの得点。おまけにジェイが小野伸二からの右センタリングをゴール前で長身を生かしたヘディングで決め、とどめを刺した。堅守と同時にセットプレーと、得点力が今後の見どころだ。

※速報=浦和のペトロヴィッチ監督が7月30日解任された。後任は堀孝史コーチ。札幌にDF石川直樹(31=ベガルタ仙台・元札幌主将)が移籍した。
池田淳