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J1第13節(5月27日)、鳥栖に敗れ、アウエーで7試合白星なし

17・05・30
 5月27日、北海道コンサドーレ札幌はアウエーのベストアメニティスタジアムでサガン鳥栖と対戦したJ1第13節。札幌は、前半に先制点を奪われると、後半に攻勢を強めるが、ゴール前をしっかりと固める鳥栖の前に最後までネットを揺らせず完封負け。札幌は3試合連続でノーゴールと攻撃陣が沈黙し、リーグ戦3連敗を喫した。

 今節は、堅守からの速攻を強みにする似たスタイルのチーム同士の対決。互いに後ろに人数をかけて、最前線には高さ、強さが持ち味のエースを配置。ボールを奪ってからはシンプルにFWめがけボールを配給し、相手ゴールに迫る展開に。

 開始の笛が鳴るや、最初からトップギアで激しいボールの奪い合いを見せるたこの試合。札幌がボールを持つ時間が増えるも、しっかりとブロックを形成した鳥栖DF陣の前に効果的にボールを運べない。時折、サイドを起点に仕掛けるものの、単調なクロスが多く、決定的なシーンとはならず。

 対する鳥栖は、札幌のミスを突きシュートチャンスにつなげていく。前半17分に鳥栖の縦パスを札幌DFが足に当ててコースが変わると、フリーで走り込んできた鳥栖FW豊田が右足でシュートを放ち、間一髪札幌GKクが横っ飛びでセーブ。後半32分にも、札幌DFがもたついたところ鳥栖MF鎌田にボールが渡り左足で強シュート、ここもクがはじき出し事なきを得たが、鳥栖にペースを握られる。

 すると前半38分、札幌右サイドをスルーパスで切り裂かれ鳥栖DF吉田に裏への突破を許す。トップスピードに乗った吉田は、中央へマイナスの折り返しを入れる。これをフリーで待ち構えていた鎌田に右足インサイドで仕留められ、ホームの鳥栖が先制。すぐに反撃に出たい札幌だったが、鳥栖の勢いに押され盛り返すことが出来ないまま前半終了。

 後半、札幌の四方田監督はMF宮沢とMF荒野の中央とサイドのポジションを入れ代えてゴールまでの道を探る。後半6分には、札幌の巧みなパスワークからペナルティエリア内へ抜け出したFW都倉にボールが出るが、惜しくも合わず。後半22分にはMF菅がペナルティエリア外から得意の左足を振り抜くと、強烈なシュートはゴールバー直撃。惜しくも得点とはならない。

 あきらめずに同点ゴールを目指す札幌は後半39分、DF河合を下げて切り札のFW内村を投入。さらに終了間際にはFW金園に代えてFW上原、MF早坂に代えてMFマセードを同時に投入するも時すでに遅し。

 鳥栖は先手を打っており、5バック気味の強固な壁で対抗すると、札幌は最後までゴールは遠くそのまま0−1で敗戦。これで札幌は3勝3分け7敗、勝ち点は12、順位は変わらず15位のままだが、下位のチームとの差が縮まる結果となった。

 札幌の次の試合は5月31日、YBCルヴァンカップのグループステージ第7節、札幌厚別公園競技場で柏レイソルと対戦する。
編集部