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『池淳の岡目八目』コンサドーレの秘策を探る 11

17・05・11
「勝」がスローガンG大阪

 5月14日午後7時から札幌ドームでガンバ大阪と対戦する。率いるのは5年目の長谷川健太監督(51)。ガンバが初めてJ2に降格した2013年からガンバを引き受けた。

 長谷川監督は1999年現役(清水エスパルス)を引退して、指導者を目指して05年から清水の監督に就任した。その後13年には、初のJ2降格を味わったガンバを引き受けて1年でJ2優勝。翌年(14年)昇格したガンバをJ1優勝、ナビスコ杯(現ルヴァンカップ)優勝、天皇杯優勝とスリークラウンをやってのけた。史上2度目の3冠で2000年の鹿島アントラーズでのトニーニョ・セレーゾ監督に次ぐ快挙。

 その後、FKの名手・遠藤保仁やDFの日本代表・今野泰幸(元札幌)らがいる中で、2、4位の無冠。スローガンを「勝」とした中で現在3位。トップやサイドに入るベテラン倉田秋と3年目でU−20代表の堂安律が好調。

 【札幌の秘策】札幌の対戦成績は3勝2分け7敗。13年のJ2は1−3、0−3の2敗だった。相手はトップにアデミウソンを入れてくるパターンが多い。その下の堂安・遠藤・倉田の3人が怖い。足のある荒野拓馬と菅大輝と中央に都倉賢が欲しい。前半を五分で行ければ、キープ・キープのベテランの出番。1−1のガンバ対ヴァンフォーレ甲府戦をモデルにしたい。
(テレビはNHK BS1=解説は早野宏史氏と聞く)
池田淳