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ルヴァンカップ第4節、注目の東京にアウエーで完封負け喫する

17・05・05
 5月3日に味の素スタジアムで行われた、FC東京対北海道コンサドーレ札幌のルヴァンカップグループステージ第4節。札幌は前半にショートカウンターから失点すると、攻撃陣も沈黙しシュート0本で0−1と完敗。ここまで2勝1分けと好調だったルヴァンカップで初の敗戦となった。

 この日、FC東京で注目を集めているU−18所属の久保(15歳)のトップチーム初のベンチ入りもあり、19,123人の観客が集まった。札幌は前節のルヴァンカップでゴールを決めているMF小野を先発で起用。4月30日のJリーグ第9節からは先発を9枚入れ替えるローテーションでアウエー戦に挑んだ。

 試合は、前半から東京の圧力が勝り、札幌が守備から入る。これは札幌の強みとしている戦い方であり、慌てる状況ではなかった。

 しかし、前半30分、相手の前線からのプレスに耐えきれず、札幌が自陣でボールをロスト。東京は奪ってから一気にスピードアップし、東京MF中島が左サイドを突破しペナルティーエリア深くまで侵入。マイナスの鋭いボールを折り返すと、ボールはペナルティーエリア外の東京MF永井まで戻る。これを永井は左足でトラップすると、浮いたボールをリズム良く再度左足で強振。ボールは一直線に札幌GK金山の横っ飛びを抜け、ゴール右に突き刺さった。

 1点ビハインドのまま後半に入り、札幌は流れを取り戻そうと、後半16分にMF菅からDF福森、FW藤村からMFキム・ミンテを投入。攻撃の糸口を探ったがゴールは遠い。対する東京は、後半21分にゴールを決めた永井に代え、MF久保をトップデビューとなるピッチに送り出す。久保は直接フリーキックから札幌ゴールを狙うなど積極的なプレーを見せた。

 札幌は、後半30分に、DF永坂に代えMF荒野と最後の交代カードを切ったが、大勢は変わらずタイムアップ。東京に選手層の厚さを見せつけられる完封負けとなった。

 次戦は、5月6日、札幌ドームで大宮アルティージャとJリーグ第10節を戦う。連戦が続くが、ホームでは負けない札幌の勝負強さで迎え撃つ。
編集部