コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

『池淳の岡目八目』コンサドーレの秘策を探る 10

17・05・02
浦和から勝ち点3−大宮の波

 5月6日午後1時から札幌ドームで大宮アルディージャと対戦する。4月30日の9節でトップを走る浦和レッズを1−0で破った大宮だが、埼玉ダービーでは9勝6分け12敗。特急の止まらない県庁所在地・浦和市、商業都市の大宮市が合併「さいたま市」になり、Jリーグの対戦は2000年から。この後2001から04年までJ1−J2に分かれたため、さらに2015年は大宮がJ2で、大宮が浦和に勝ったのは13年の1−0からの久々。4年目の渋谷洋樹監督(50)は、室蘭大谷高(現=北海道大谷室蘭高)出身で古河電工や大宮の前身・NTT関東でプレー後、指導者になった。ルヴァンカップで札幌から点を取ったMF瀬川祐輔(明大−群馬)や茨田陽生(柏から移籍)らの動きが目立ち、得点力を秘めている。

 【札幌の秘策】浦和のペトロヴィッチ監督が試合後「大宮は守備からの連携が取れていた。みんなが走り、動いていた。素晴らしい(攻守の)出来栄えだった」と。また、渋谷監督が「(浦和に勝って)ここからが始まり」と言うようにかなりの戦闘力をもって入って来る。やはりルヴァンカップと同じように守備からの連動が必要。都倉賢と金園英学も面白いが、都倉プラス菅大輝、小野伸二のトップも、相手を慌てさせる。
(本欄9で俊輔と小野―としていましたが、中村が出場できない、けがのため焦点が無くなったことを改めます)。
池田淳