４月１２日、北海道コンサドーレ札幌はアウエーのＩＡＩスタジアム日本平で清水エスパルスとＪリーグＹＢＣルヴァンカップ　グループステージ第２節を戦い、１−０の完封勝利。カップ戦２連勝でＡ組の首位に立った。

　両チーム多くの選手を入れ替えてのぞんだこの試合。先に主導権を握ったのは敵地に乗り込んだ札幌。今季初先発となったＭＦ小野が古巣相手に躍動。高い技術力を生かし、効果的にチャンスメークをしていく。

　前半１２分、惜しくもゴールとはならなかったが、小野が右サイドに展開するとボールを受けたＭＦ石井がダイレクトでゴール前へ。走り込んできたＦＷ上原がオーバーヘッドキック気味のボレーで合わせたボールはわずかにゴールの上へ外れた。

　対する清水も新加入でデビュー戦となったＦＷチアゴ・アウベスが強力なミドルシュートや直接ＦＫで札幌ゴールを脅かしたが、互いにノーゴールで前半終了。

　後半に入っても一進一退の攻防が続く中、後半３６分、ついに均衡が破れる。札幌が左からのコーナーキックを獲得、蹴るのはＭＦ菅。左足から放たれた大きくカーブのかかったボールが入ると、ＤＦ進藤が相手選手と競り合いながらの豪快なヘディング弾でネットに突き刺さした。

　その後、ホーム清水の猛攻にあうも、札幌がチーム全体の守備でしっかりと跳ね返しそのまま１−０で逃げ切りに成功。リーグ戦のＦＣ東京戦とあわせ公式戦２連勝と札幌は好調を維持している。

　次の試合は４月１６日にＪリーグ第７節、札幌ドームで川崎フロンターレと対戦する。