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プロカメラマン“石井一弘の目”『微妙な判定』

17・04・14
 審判の微妙な判定に対する話は古くて新しい。サッカーに限った話でもない。昨今は野球でもビデオ判定とやらでゲームが中断し興を削ぐ。

 開幕2連敗の後の北海道コンサドーレ札幌のホーム開幕戦、共にJ2から昇格した3月11日のセレッソ大阪戦、いささか旧聞で大勢にあまり影響のない話で申し訳ないが、私のカメラが見てしまったのでお許しいただきたい。

 (写真はいずれも3月11日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/後半18分、札幌のFWジュリーニョ(7番)がC大阪DF松田(2番)と競りながら左のタッチライン沿いを駆け上がる


 上写真/次の瞬間、ボールはラインの外に出ているように見える。右端のピッチサイドで見ているC大阪・尹晶煥監督がアピールするそぶり


 上写真/C大阪DF松田(2番)も尹監督も手を上げてスローインをアピールしているが、副審はプレー続行のジェスチャーをした


 私のカメラ位置はタッチラインより内側、副審の位置は外側なのでボールを挟んでちょうど対角線上になる。副審から見るとライン上のように見えるんだと思う。判定の正否はともかく、人間の判定の味と言うかそれも含めてのゲームと言ってもいいのではとも思う(札幌にとって有利な判定だったからではない)。

 でもこれが、得点に直接関係するゴールのすぐそばだったら、ひともんちゃく起こるかもしれない。この試合は、この後に札幌のFW都倉が同点ゴールを決め引き分けとなり、今季J1での勝ち点1を獲得した。

石井一弘