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『池淳の岡目八目』コンサドーレの秘策を探る 5

17・03・28
同率13位だが・・・手強い

 4月2日午後5時からヴァンフォーレ甲府とアウエーで戦う。1勝1分け2敗で、得失点も3得点6失点で13位。札幌と違うのは2013年J1昇格以来、しぶとく13位から15位に踏みとどまっている。さらに新たに吉田達磨監督(42)を迎え「変革」を目指す。吉田監督は柏レイソル、アルビレックス新潟で経験を積み、何といってもブラジルの名将ネルシーニョ・バプティスタ・ジュニオール監督(66)の柏時代(09−14年)にポゼッションシステムを叩き込まれた。

 ヘッドの望月達也コーチは3年目、甲府や札幌でFWとして活躍した堀井岳也(山梨県出身)がアシスタントコーチとして就任した。新加入のFWウイルソン(仙台)、ガブリエル(ブラジル)、DFエデルリマ(同)と昨年から在籍のドゥドゥらがポゼッションサッカーを見せる。甲府という土地柄か、地域出身者を大切にする。昨年、甲府からジェフユナイテッド千葉に完全移籍した阿部翔平(33=市船−筑波大)が、レンタルだが、昔からの背番号27で登場したから、びっくりした。

 【札幌の秘策】3−4−2−1のシステムだが、トップのウイルソンがフィニッシャー。中盤の兵頭昭弘、松橋優らがトップへ供給するキラーパスに注意。阿部が4節ではトップ下にはいっていたが、左足からのシュートも要注意。札幌は河合竜二のリベロかストッパーの起用が必要だろう。
池田淳