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ルヴァンカップ第1節。若手の躍動で磐田を破り、公式戦今季初勝利

17・03・17
 3月15日、アウエーのヤマハスタジアムで行われた北海道コンサドーレ札幌対ジュビロ磐田のJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第1節。試合は前半、磐田がペースを握るも、耐えた札幌が後半に2点を奪いそのまま勝利。今シーズン初勝利を敵地でつかんだ。

 大会規定により21歳以下の選手を最低1名以上起用とするルール面と、リーグ戦に挟まれた過密な日程もあり、互いに若手の起用が目立つ中、キックオフ。

 前半、主導権を握ったのは磐田。細かいパスワークで札幌陣内に攻め込み、次々とシュートチャンスを作る。対する札幌は、両ウイングの献身的な上下動、ボランチと守備ラインの連携、そして最後はGKク・ソンユンが立ちはだかり、得点を許さず試合を折り返す。

 後半に入ると札幌が徐々にリズムをつかみ始め、攻め込むシーンが増えてくる。すると後半11分、右サイドでボールを持ったMFマセードから大きなクロス。ボールは逆サイドへ流れたが走り込んできたMF菅がダイレクトで中央へ折り返す。このボールを磐田GK八田が正面にはじき、中央で待っていたFW上原が冷静に流しこみ札幌が先制ゴール。

 ホームの磐田は、次々に交代のカードを切って反撃の姿勢を強めるが、札幌の落ち着いた対応もあり得点を与えない。逆に、攻めに出てきた磐田が攻守のバランスを崩したことで、札幌は待望の追加点を奪う。

 後半42分、菅が左サイドから中央へドリブルで仕掛け相手選手を引き付ける。菅は磐田DFが集まった瞬間を逃さず、ペナルティーエリア前で完全にフリーとなったFW都倉の足元へピタリとスルーパス。余裕を持ってボールを受けた都倉は左足で豪快にネットへ突き刺した。

 狙い通りの展開で磐田を振り切った札幌が2−0で今季初白星。敵地ながら思い切ったプレーで躍動した若手が、リーグ戦へ勢いをもたらせてくれるだろう。

 次の試合はJ1リーグ第4節、3月18日に札幌ドームでサンフレッチェ広島と対戦する。
編集部