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『池淳の岡目八目』コンサドーレの秘策を探る 1

17・02・21
開幕戦・仙台は思い切って

 ベガルタ仙台は、6人のトランスファー・リスト(移動リスト)を発表した。4年目の渡邉晋監督(43)が「トップ5」を目標に戦うという。2010年昇格後、J1をキープ。サポーターのねっちりした付き合いが力。

 DFだった渡邉晋は1996年、駒沢大からコンサドに入団。ぺレイラ、村田達哉、平川弘、中吉裕司らと共に8試合に出て1得点。翌年ヴァンフォーレ甲府が旗揚げ、コンサドから1年で移動した。その後、仙台でプレー、2004年に現役を引退した。仙台で各カテゴリーのコーチを歴任、14年のアーノルド前監督の成績不振の退任後、ヘッドコーチから昇格した。

 DFプレーヤーながらJFL・Jリーグ通算181試合で27得点は、攻撃のポゼッションが好きなタイプと見る。昨年の4−4−2から、3バックにして最前線を1トップ、2シャドウ2ウィングの3−2−4−1と思われる布陣。相手ゴール前では5人攻撃のバスケットボールのスクリーン攻撃が見られそうだ。

 トップのFWはFC東京からの平山相太とブラジル育ちのクリスラン(24=ポルトガル・SCブラガ)ら。クリスランは、187センチ85キロの巨漢FW。オーバーヘッドシュートをはじめ、ペナルティーエリア内からはどこからでもシュートが打てる。

 GKのシュミット・ダニエルは、松本山雅FCからの出戻りだが、196センチの長身を生かしてのプレーが注目される。さらにベテランの域に到達したMF梁勇基(リャン ヨンギ・35)の統率力が怖い。

 【札幌の秘策】DF陣は、クリスランはサンドイッチ。両サイドからのつないでつないでしつこく来る展開には乗るな。GKク ソンユンとDFとの間合い。GKクへの注意。クリスランは必ずゴールマウスを見てからシュートする。目の動きに注意。
池田淳