コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

ニューイヤーカップ沖縄

17・02・11
コンサドーレが優勝

 北海道コンサドーレ札幌の2017年のキャンプは1月16日から沖縄県の金武町陸上競技場で開始。期間中、今シーズンからJリーグの放映権を獲得したDAZN(ダ・ゾーン)のJリーグプレシーズンマッチ「ニューイヤーカップ」が、各地で行われた。

 札幌は、沖縄グループで、FC琉球、ジェフユナイテッド千葉の3チームで行われた。札幌は25日、糸満市西崎陸上競技場で千葉(J2)と対戦し0−0の引き分け、28日は琉球(J3)に2−1で勝ち1勝1分けの勝ち点4で優勝。2位は琉球1勝1敗、千葉は1分け1敗(琉球に1−3)だった。札幌には優勝賞金300万円が贈られた。

 四方田修平監督は札幌をたつ前に、強化合宿に入ったすぐのゲームに「少し早いね」と話していたが、移籍組6人を先発させるなど、それなりに成果を上げた様子。まだ「分析」は出来ていないようだが、千葉戦は右のウイングバック(WB)に入った早坂良太(サガン鳥栖)が豊富な運動量を見せた。反対の左WBの田中雄大(ヴィッセル神戸)は守りに徹して攻撃が見られないようだ。オールラウンドプレーヤーを期待している兵藤慎剛(横浜F・マリノス)はキャプテンマークを付けての登場。セットプレーのキッカーを演じたが、これからだろう。

 ボランチのキム・ミンテ(ベガルタ仙台)は、パワフルなプレーで、中央ラインでの活躍が期待できそう。MF登録だが守りもできそうな横山知伸(大宮アルディージャ)は長身を生かすプレーが見たい。FWの金園英学(ベガルタ仙台)は、184センチの高さが魅力。トップのターゲットに慣れれば、都倉賢との2トップで存在感が期待できる。

 一気に移籍組の良いところを上げたが、チームの一員としてのどれだけ「溶けあえるか」が、四方田監督の指導力だ。ユース上がりの菅大輝が早くもトップチームで初得点。いいものを持っている予感を感じる。DFの濱大耀は暗中模索というところか。ぜひ大物CB(センターバック)に成長してほしい。
池田淳