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J2第36節(10月16日)、またもアウエーで勝ちきれず愛媛とドロー

16・10・21
 10月16日、アウエーのニンジニアスタジアムに乗り込んだJ2首位の北海道コンサドーレ札幌は9位の愛媛FCと対戦。前半に先制し優位に立った札幌だったが、後半、愛媛に同点弾を許す。その後札幌が一度は突き放すものの、粘る愛媛に再び追いつかれタイムアップ。勝ち点1ずつを分け合う形となった。

 試合は、首位の力そのままに前半立ち上がりから札幌が主導権を握る。連動した攻撃で次々とシュートを放ち、愛媛ゴールへ襲い掛かる。攻め込んでいた前半26分、FW都倉が狙ったミドルシュートが当たりそこね、ボールが愛媛DFラインの裏へこぼれる。これに素早く反応し抜け出したFW内村がGKと1対1となり、冷静に流し込んで先制点。

 その後も攻め続ける札幌はチャンスシーンを数多く作り出すが、決定力を欠き追加点を決められず前半が終了。

 後半に入るとホームの愛媛が盛り返し、札幌のピンチが続く。GKク・ソンユンの好セーブにより何とか耐えていた札幌DF陣だったが、後半27分ついに失点する。中盤からのロングボールにタイミングよく走り込んできた愛媛FW瀬沼をマークしきれず裏に抜けられるとワンタッチで沈められた。

 しかし、すぐに切り替えた札幌は、直後に突き放すことに成功する。後半28分、キックオフの流れから、交代で入っていたMF中原がペナルティエリア手前でボールを受ける。トラップした中原は、目の前の相手を足に吸い付くようなタッチで外し、右足を一閃。低い弾道でドライブがかかったボールは相手GKが一歩も動けずゴールネットを揺らした。

 このまま逃げ切りを図りたい札幌だったが、愛媛の猛反撃の前に再び同点を許す。後半33分、札幌陣地中央からの愛媛フリーキック。一度は札幌の壁に当たり外へ流れるも、左サイドで拾ったMF白井が、中央へカットインからミドルシュートを放つ。ペナルティーエリア内で密集していた味方DFがブラインドとなり一瞬GKクの反応が遅れ、札幌ゴールに吸い込まれた。

 その後は互いに勝ち越しを目指すもスコアは動くことなく2−2のまま試合終了。これで札幌は23勝9分け4敗、勝ち点78とし、2位の松本山雅FC とは勝ち点7差で首位をキープしている。

 次節札幌は、10月22日に札幌ドームで18位の東京ヴェルディ(勝ち点38)と対戦する。
編集部