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J2第34節(10月2日)、北九州と分けるも、プレーオフ圏の6位以内確定

16・10・05
 10月2日、アウエーの北九州市立本城陸上競技場で行われた1位の北海道コンサドーレ札幌対、22位のギラヴァンツ北九州の一戦。首位対最下位という構図で、札幌が楽に勝ち点3を積み上げるかに思えたが、北九州の意地と粘りもあり、スコアレスドローとなった。

 リーグ戦最下位に沈む北九州は、しっかりとした守備ブロックからゴール前を固める戦い方を選択。一方の札幌はボールを回しながら、前節2ゴール1アシストの活躍をしたMFジュリーニョやチーム得点ランクトップのFW都倉を起点に崩しにかかった。

 札幌の立ち上がりのチャンスは、DF福森の蹴った右コーナーキックを都倉が頭で合わせるもクロスバー直撃。次には前線から猛然とプレスに行ったFW内村が、相手DFのミスを誘いボールを奪ってシュート。これは北九州GK鈴木のセーブに阻まれた。

 予想通り札幌が主導権を握り、北九州は耐える展開に。しかし、北九州も機を見てはカウンターを仕掛け、隙をうかがう。札幌は押し込むものの、北九州が守りのリズムをつかんだ印象で、両チームのスコアが動くことなく前半が終了。

 後半開始直後に札幌は、内村の左からのクロスに、北九州DFが一度触り、ボールが浮いたところをMF石井が果敢にオーバーヘットシュート。今度は、右ポスト外側にはじかれた。ゴールとはならなかったが、試合を通して石井の積極性は光っていた。

 試合を動かせないでいると、30.5度(湿度61%)の暑さからか、札幌の運動量が減り、北九州に押し込まれるシーンが目立つようになる。最後のところはDF増川を中心に粘り強い対応を見せ、得点を与えることはなかったが、苦しい時間帯が続く。

 札幌は、何とか局面を打開しようとMF小野、FW上原、MF神田を次々に投入するもゴールには至らず。結局、最後までスコアは動かず、北九州の策がはまった展開で0−0の引き分けに終わった。

 これで札幌は22勝8分け4敗、勝ち点74とし首位の座は変わらず。リーグ戦の残りは8試合。勝ち点67で2位の松本山雅FCとのポイント差は7となっている。

 次節札幌は10月8日に札幌厚別公園競技場で13位(勝ち点41)の水戸ホーリーホックと対戦する。
編集部