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岡田武史X四方田監督が空中対談

16・09・29
 上写真/展望台トークショーで歓談する岡田武史さん(中央)と四方田修平監督(右)。司会のグッチー(左)は予告なしの登場。9月26日午後10時過ぎ、札幌ドーム展望台で(Photo jun)


札幌ドーム展望台で20年余の師弟

 なんと午後10時からのトークショー。それもJ2リーグ第33節試合後のサポーターを集めての限定150人のショー。司会はスタジアムDJをやったこともあるグッチー(エフエム・ノースウェーブ−HBC)。歴史を感じさせるセレモニーだ。主催は2001年に完成した札幌ドームを運営する(株)札幌ドームの主催で、ドーム開業15周年と北海道コンサドーレ札幌の20周年を記念しての催し。

 「展望台トークショー 岡田武史✕四方田修平」と銘打って9月26日夜、J2リーグ33節コンサド対FC町田ゼルビア戦終了後に行われた。3−2で勝利した後の催しで、サポーターも意気揚々。高所恐怖症と言いながらも、イルミネーションで飾られた展望台は、どこか華やいでいた。コンサドの監督在任中「何度か、上ったが、夜景は初めて。奇麗なもんだね」。グッチーの司会は「2人のなれそめから」。1998年のフランスW杯日本代表監督に岡田さんが就任した経緯と四方田監督とは「コーチングを学ぶ先生と生徒の仲」。W杯の予選の段階で「加茂さんの後を引き受け、四方田はコーチとして相手チームの情報集め(スカウティング)をしてもらった」。「あの頃は、情報が少なく、苦労しました」(四方田監督)。

 1999年コンサドに岡田監督就任。「あの時は、監督以下ほとんどW杯の時のスタッフ」。四方田監督は「相手の偵察に走った」。「あれ!J2は意外に強いチームが―」(岡田氏)。終わってみれば10チーム中5位。2年目の岡田監督は自身でブラジルまで出向き「エメルソンを獲得して、播戸竜二、野々村社長、山瀬功治ら記憶に残っている選手もいた」。「翌年(11チームで戦い)優勝。新潟との最終戦が今でも思い出される」。「31勝(うち4勝は延長で勝ち点2)5分け4敗(勝ち点94)でしたね」(四方田監督)。J1の2001年、「大分からウィルを引き抜いてね」(岡田氏)。J1最終年間成績11位(16チーム)で、柱谷哲二監督に引き継いだが―。

 「四方田と一緒に札幌を去るはずだったが、お前が来ないといったね。何かあると思っていたよ」。「結婚しました」。

 今、岡田武史氏(60歳=大阪府出身)は、FC今治(愛媛県)の運営会社、(株)今治.夢スポーツ代表取締役。日本サッカー協会副会長。FC今治は四国リーグを制覇(9月25日現在)、JFLへのアプローチをしている。

 四方田修平監督(43歳=千葉県出身)は、1999年岡田氏の誘いでコンサドのアシスタントコーチ、02年U−18コーチ、監督を経て15年途中からトップチーム監督。

 9月26日のFC町田戦の相馬直樹監督は1998年W杯日本代表のDF。岡ちゃんつながりの名勝負は1勝1敗。「これからが勝負ですね。応援よろしくお願いします」とトークショーを締めた。


 上写真/展望台トークショーで真剣な表情で話し合う両名。以下写真、撮影・石井一弘


 上写真/当時の裏話に笑顔も


 上写真/トークショーの最後は握手をして終了

池田淳