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一覧に戻るＪ２第３３節（９月２６日）、札幌が３−２で町田に勝利、ホーム１０連勝飾る
16･09･28
９月２６日、首位の北海道コンサドーレ札幌はホームの札幌ドームで８位のＦＣ町田ゼルビアと対戦。今節唯一の月曜開催となったこの試合、札幌ドームには平日にもかかわらず約１万２千人のサポーターが集結。Ｊ１へ向け快進撃を続ける札幌の注目の高さがうかがえるゲームとなった。
前日の日曜日には２位の松本、３位のＣ大阪がともに勝利。暫定で勝ち点差が縮まっていたが、札幌がホーム９連勝中の勢いそのままにキックオフ。
前半４分、ハーフウエーライン手前から札幌ＭＦジュリーニョが見事なスルーパスを通す。オフサイドを取ろうとした町田ＤＦラインの裏にＭＦヘイスがタイミング良く抜け出し、一気にゴールへ。最後は相手ＧＫとの１対１を制し、落ち着いて右足インサイドで流し込み、幸先良く先制。
さらに札幌は前半１９分、右からのコーナーキックをＤＦ福森が左足で高めのボールを蹴る。中央で競ったジュリーニョが体で押し込むようにシュート。一度は相手ＧＫに防がれるも、自ら詰めていたジュリーニョが頭で押し込み２−０。理想的な展開で主導権をつかむ。
しかし札幌はここから町田の反撃にあう。町田ＦＷ仲川やＭＦ谷澤など個人能力の高い選手の対応に追われ、押し込まれる時間帯が続く。すると前半４２分、自陣中央の左から谷澤が右足で精度の高いクロスを送る。札幌ＤＦがペナルティーエリア内でマークを見失い、フリーとなった町田ＦＷ中島に頭で合わせられ１点差で折り返す。
後半に入ると、互いに攻め合い、次の１点が勝負を左右するであろう展開に。この流れで、輝いたのはまたもジュリーニョ。後半２９分、攻め込まれながらも札幌得意のカウンターを発動。右サイドでロングボールを受けたＦＷ都倉がペナルティーアークあたりまでドリブルで侵入。抜かれまいと相手ＤＦも必死に防ぎ、ボールがこぼれる。これにいち早く反応したのがジュリーニョだった。ペナルティーエリア外から、ワンタッチで得意の左足を振り抜くと強烈なシュートでネットを揺らし、３−１。再び２点差とする。
余裕を持ちたかった札幌だったが、諦めずに攻める町田に後半４９分にＰＫを与えてしまう。これを中島に決められるも、３−２でタイムアップ。札幌が首位の座を堅くキープする結果となった。
最後は１点差に詰め寄られたが、札幌らしさは光った試合だった。守るべきところは全員でしっかり守り、攻撃では勝負どころを見逃さず仕留め、勝ちきることができる。シーズン通して、積み上げてきた自信が、勝ち点３を引き寄せた。
次節札幌は１０月２日アウエーの北九州市立本城陸上競技場で勝ち点２８で最下位に沈むギラヴァンツ北九州と対戦する。
（写真はいずれも９月２６日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
前日の日曜日には２位の松本、３位のＣ大阪がともに勝利。暫定で勝ち点差が縮まっていたが、札幌がホーム９連勝中の勢いそのままにキックオフ。
前半４分、ハーフウエーライン手前から札幌ＭＦジュリーニョが見事なスルーパスを通す。オフサイドを取ろうとした町田ＤＦラインの裏にＭＦヘイスがタイミング良く抜け出し、一気にゴールへ。最後は相手ＧＫとの１対１を制し、落ち着いて右足インサイドで流し込み、幸先良く先制。
さらに札幌は前半１９分、右からのコーナーキックをＤＦ福森が左足で高めのボールを蹴る。中央で競ったジュリーニョが体で押し込むようにシュート。一度は相手ＧＫに防がれるも、自ら詰めていたジュリーニョが頭で押し込み２−０。理想的な展開で主導権をつかむ。
しかし札幌はここから町田の反撃にあう。町田ＦＷ仲川やＭＦ谷澤など個人能力の高い選手の対応に追われ、押し込まれる時間帯が続く。すると前半４２分、自陣中央の左から谷澤が右足で精度の高いクロスを送る。札幌ＤＦがペナルティーエリア内でマークを見失い、フリーとなった町田ＦＷ中島に頭で合わせられ１点差で折り返す。
後半に入ると、互いに攻め合い、次の１点が勝負を左右するであろう展開に。この流れで、輝いたのはまたもジュリーニョ。後半２９分、攻め込まれながらも札幌得意のカウンターを発動。右サイドでロングボールを受けたＦＷ都倉がペナルティーアークあたりまでドリブルで侵入。抜かれまいと相手ＤＦも必死に防ぎ、ボールがこぼれる。これにいち早く反応したのがジュリーニョだった。ペナルティーエリア外から、ワンタッチで得意の左足を振り抜くと強烈なシュートでネットを揺らし、３−１。再び２点差とする。
余裕を持ちたかった札幌だったが、諦めずに攻める町田に後半４９分にＰＫを与えてしまう。これを中島に決められるも、３−２でタイムアップ。札幌が首位の座を堅くキープする結果となった。
最後は１点差に詰め寄られたが、札幌らしさは光った試合だった。守るべきところは全員でしっかり守り、攻撃では勝負どころを見逃さず仕留め、勝ちきることができる。シーズン通して、積み上げてきた自信が、勝ち点３を引き寄せた。
次節札幌は１０月２日アウエーの北九州市立本城陸上競技場で勝ち点２８で最下位に沈むギラヴァンツ北九州と対戦する。
（写真はいずれも９月２６日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
上写真／開始早々の前半４分、北海道コンサドーレ札幌はジュリーニョのスルーパスに反応したＦＷヘイス（１１番）がＦＣ町田ゼルビアのＤＦ畠中（３番）、カルフィン・ヨン・ア・ビン（３７番）を置き去りにしてドリブルで突進。ＧＫと１対１の状況で冷静に先制ゴールを右端に決める
上写真／前半１９分、札幌は右ＣＫからの攻撃でＭＦ石井（１９番）とジュリーニョ（その右）が、ヘッドで合わせようとする。ジュリーニョの肩に当たったようにも見えたシュートをＧＫがはじき、再度ジュリーニョがヘッドで押し込み追加点を上げる。右奥札幌ＦＷ都倉（９番）、町田の選手は左からＤＦ土岐田（１０番）、ＦＷ中島（３０番）、ＤＦ畠中（３番）
上写真／前半４２分、町田ＦＷ中島（中央）がＭＦ谷澤のパスを受けてヘディングで決め１点を返す。札幌ＧＫク・ソンユン、左ＤＦ福森（２４番）、右町田ＭＦ森村（２９番）
上写真／前半追加タイム２分、町田の右ＣＫからＤＦ土岐田と競り合う札幌ＦＷ都倉（９番）。平日のナイターながらつめかけたサポーターが札幌を後押し
上写真／後半２５分、町田の正面ＦＫからの攻撃で札幌ＧＫク・ソンユン（２５番）が一度触り、こぼれたボールを更にＤＦ増川（１８番）がヘッドではじき返す。この後、町田ＦＷ中島にシュートを打たれるが体を張って守り切る。札幌の選手は左からＭＦジュリーニョ（７番）、ＦＷ都倉（９番）、ＭＦ前寛（１６番）、ＤＦ福森（２４番）、１１番は町田ＭＦ中村
上写真／後半２９分、右サイドをドリブルで駆け上がった札幌ＦＷ都倉（９番）が町田ＤＦ畠中（３番）とマッチアップ。直後フォローに来た相手ＤＦと絡んだボールが後方へこぼれ、ＭＦジュリーニョのゴールにつながった。中央奥は町田ＤＦ松本（１９番）
上写真／後半２９分、見事なミドルシュートで追加点を上げたＭＦジュリーニョ（７番）が「どうだ！」と言わんばかりのポーズ、スタンドの観客もバンザイで拍手
上写真／後半２９分、追加点を決めた札幌ＭＦジュリーニョ（左端）をアシストしたＦＷ都倉（９番）とＭＦ石井が抱きしめて祝福する。４年ぶりの札幌ドームでの試合となった元札幌の町田ＧＫ�盡供複横曳屐砲呂靴腓鵑椶�
上：左側写真／後半１６分、ＦＷの内村に代えてＭＦ堀米を投入した際、鈴木ウリセス・セザール通訳にフォーメーションについて外国人選手に伝えるよう指示する札幌の四方田修平監督
上：右側写真／後半２４分、ＦＷ久木野と交代させたＦＷ仲川（左）をねぎらう町田の相馬直樹監督
※北海道コンサドーレ札幌の四方田修平監督のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ公式ホームページ」バナーから、「エンタメ」ページの「試合レポート」でご覧いただけます。
■ＦＣ町田ゼルビアの相馬直樹監督のコメント
「試合を総括すると、もったいない試合だったナと感じております。ウォーミングアップを含めて、試合の立ち上がりから少し浮ついたというか、雰囲気にのまれてしまったことが、立ち上がりの失点や２点目までの失点に続いてしまったと感じています。（注＝スタメンでＧＫ�盡脅�康、ＤＦ松本怜大、李漢宰が元札幌出身と３人は稀）。
その後は、選手たちが攻守両面で自分たちらしく、主導権を握って戦ってくれたと思います。そういった中で１点差に詰めより、いくつかカウンターを受けながらも、それをしのいでいましたが、３点目を取られたところで苦しくなってしまいました。
ただ、もう１点取ったところも含めて、選手たちが最後まで前へ出る姿勢を失わずに戦ってくれたことに感謝したいと思います」。
（相馬直樹監督＝名門・清水東高から早大出。静岡県出身の４５歳。１９９４年―２００３年鹿島アントラーズのＤＦ。１９９８年のフランスＷ杯の代表。その後、東京ヴェルディ１９６９へレンタル移籍、２００４年から０５年は川崎フロンターレで、現役引退。解説者、川崎のコーチ、監督を経て２０１４年から町田監督）
上：右側写真／後半２４分、ＦＷ久木野と交代させたＦＷ仲川（左）をねぎらう町田の相馬直樹監督
※北海道コンサドーレ札幌の四方田修平監督のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ公式ホームページ」バナーから、「エンタメ」ページの「試合レポート」でご覧いただけます。
■ＦＣ町田ゼルビアの相馬直樹監督のコメント
「試合を総括すると、もったいない試合だったナと感じております。ウォーミングアップを含めて、試合の立ち上がりから少し浮ついたというか、雰囲気にのまれてしまったことが、立ち上がりの失点や２点目までの失点に続いてしまったと感じています。（注＝スタメンでＧＫ�盡脅�康、ＤＦ松本怜大、李漢宰が元札幌出身と３人は稀）。
その後は、選手たちが攻守両面で自分たちらしく、主導権を握って戦ってくれたと思います。そういった中で１点差に詰めより、いくつかカウンターを受けながらも、それをしのいでいましたが、３点目を取られたところで苦しくなってしまいました。
ただ、もう１点取ったところも含めて、選手たちが最後まで前へ出る姿勢を失わずに戦ってくれたことに感謝したいと思います」。
（相馬直樹監督＝名門・清水東高から早大出。静岡県出身の４５歳。１９９４年―２００３年鹿島アントラーズのＤＦ。１９９８年のフランスＷ杯の代表。その後、東京ヴェルディ１９６９へレンタル移籍、２００４年から０５年は川崎フロンターレで、現役引退。解説者、川崎のコーチ、監督を経て２０１４年から町田監督）
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影
