コンサドーレ札幌ピックアップ情報

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プロカメラマン“石井一弘の目”「写真の選択」

16・08・14
 今回の「カメラマンの目」は、7月25日の岐阜戦から1点、8月7日の清水戦から1点。2点の写真に特に関連はないのですが、しいて言えばいつもたくさん撮る写真の中からどのように選択していくか、そんな意味を込めて、通常のピックアップ記事の写真に選択されなかった写真を紹介します。いずれも札幌ドーム、撮影・石井一弘


 上写真/7月25日の岐阜戦の写真です。28日にアップしたコンサド・ピックアップの1枚目、ジュリーニョが前半7分先制点を決め起点となった荒野とダンスしている写真の3コマ後の写真です。二人とも顔が見えず、通常ではカメラマンの目にも出稿しないと思います。しかし、ジュリの両手と荒野の両手が、私はよく知らないのですが、踊って歌う男性グループのパフォーマンスのようにも見えるそうです。左で都倉がガッツポーズしているのが今の北海道コンサドーレ札幌のチーム状況を示しているようでほほえましいシーンです。


 上写真/こちらは、私が通常両チームの監督の表情や動きを撮っている一連の写真です。8月7日の清水戦、前半追加タイム1分、清水の小林伸二監督(左)と札幌の四方田修平監督の二人が両手を後ろに組んだ同じポーズをして戦況を見守っています。これは11日にアップしたコンサド・ピックアップの4枚目の写真、大観衆の前で都倉がクリアしている写真の4コマ後の写真です。この写真も二人の顔が見えませんし、次のコマでは四方田監督が時計を見ています。この時点で2−0でしたが、後半清水が2点を入れ、終盤は両監督は大忙し。やはり、コンサド・ピックアップの最後写真の方が適格だったと思います。

石井一弘