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J2第23節(7月16日)、高温・多湿のアウエー上位決戦は岡山と分ける

16・07・20
 7月16日、アウエーのシティライトスタジアムで行われた4位ファジアーノ岡山対首位、北海道コンサドーレ札幌のJ2第23節。前半、ホーム岡山が優位に進めたが、後半は一転、札幌が試合の主導権を握る。しかし最後までゴールには至らず0−0で引き分け。上位同士の一戦は互いにけん制し合う堅い試合となった。

 これで札幌は14勝5分け3敗の勝ち点47。1試合未消化のまま、松本山雅FC、セレッソ大阪に勝ち点で並ばれたが、札幌が得失点差で首位を守っている。

 この日のアウエー戦は、ナイターゲームにも関わらず気温28度、湿度69%と選手にとっては厳しい条件となり、序盤から両チームの攻撃リズムが上がらずスローテンポの試合となる。

 前半は岡山がボールを保持する時間が長かったが、札幌が5バック気味に堅い守備陣形を敷き決定的な場面は作らせない。札幌も前線のFW都倉とFWヘイスにボールを預けゴールをこじ開けようとするが、やや強引なプレーが目立ちチャンスを作り出せないまま前半が終了。

 後半に入りギアを一段上げたのは札幌。後半途中から投入されたFW内村が前線で動き回りボールを巧みに引き出し、次々とチャンスメーク。しかし、ゴール前での決定力を欠き得点を奪うことが出来ない。

 後半、岡山のシュート数を0に抑えるなど圧倒した感のある札幌だったが、結局、最後までネットを揺らせずにスコアレスドロー。札幌は2戦連続の引き分けで、2位松本山雅、3位セレッソに勝ち点で並ばれる結果となったが、上位とのアウエー2連戦で負けなかったのは、昇格レースで大きい意味を持つだろう。

 次節札幌は7月20日に札幌ドームで、2位松本山雅FCを迎え撃つ。ここが、後半戦の命運を分ける一戦となる。
編集部