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J2第22節(7月9日)、2位セレッソとの首位攻防戦は互いに譲らずドロー

16・07・11
 7月9日、アウエーのキンチョウスタジアムでセレッソ大阪と対戦した北海道コンサドーレ札幌。激しい攻防を見せた首位決戦は、最後まで互いにゴールが生まれず0−0の引き分け。これで札幌は14勝4分け3敗、勝ち点46とし、2位との勝ち点差は2のまま、札幌が首位を堅持している。

 後半戦のスタートとなる今節の結果により、順位が入れ替わる重要な一戦。試合はホームの大阪が立ち上がりから攻勢に出る展開に。両サイドバックの果敢なオーバーラップから、中央で待つFWリカルド・サントスに次々とボールを合わせ、札幌を自陣に押し込む。それでも札幌はGKク・ソンユンがファインセーブを見せ得点は与えない。

 守備陣の好守もあり、徐々に試合の流れを引き寄せ始めた札幌はFWヘイス、都倉の2トップにボールを集めて好機を演出。前線でボールを収め、フィニッシュまで持っていくシーンが増えてきた。

 ところが前半39分、好調を維持していたクが、セービングで相手選手と交錯し無念の負傷交代。緊急出場となったGK金山は、慌てず落ち着いたプレーで引き締め、前半を折り返す。

 後半に入っても互いに決定機を生かすことが出来ず、両ベンチとも、交代枠を使い切り活路を見出そうとする。スペースも広がりゴール前の攻防も増えたが、最後までスコアは動くことなくタイムアップ。アウエーの札幌にとっては、首位を守る貴重なドロー決着となった。

 試合はスコアレスで終わったが、特に、両ゴールキーパーの鬼気迫るビックセーブ連発など見応えのある一戦だった。

 次節札幌は、7月16日にアウエーのシティライトスタジアムで、4位ファジアーノ岡山(勝ち点39)と対戦する。
編集部