コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

J2第24節(6月27日)「いつもの展開」で10度目のドロー

09・07・01
 第2クールに入って勢いに乗れないコンサドーレ札幌。6月27日、アウエーの宮城スタジアムで、ベガルタ仙台と対戦し、1−1のドロー。上位に近づくことはできなかった。
 
 試合は、昇格圏に入っている上位の仙台に対して、札幌も互角の展開には持ち込んだ。シュート数も前半互いに6本、後半は札幌が6本で仙台が4本。コーナーキックも、札幌が6回で、仙台は4回だった。
 
 前半は0−0で、迎えた後半6分。左サイドで存在感を見せていたMF上里が、早いクロスのキックだったが、そのままゴールに入り先制点。勢いに乗るかに思われた。
 
 駆けつけた札幌サポーターも、久しぶりの勝利に期待する気持ちと、「いつもの追いつかれる嫌な予感」が頭をよぎっただろう。すると、後半35分。仙台の左サイドから、あっさりとクロスを入れられ、交代で入ったFW中原にヘッドで同点弾を決められた。
 
 これで、今季10度目のドローとなり、6月は1勝に留まった。札幌には、必ず期待に応える部分と、良い意味で予想を裏切る部分が欲しい。それが、プロの試合を観戦する動機にもなっているはずだ。どんな時でもやさしいサポーターに甘えていては、上位に食い込めない。
 
 次節は7月4日、札幌ドームで、8位の水戸ホーリーホックと対戦する。ホームのサポーターには、厳しい視点を持ってチーム(クラブ)を育てて欲しい。
矢田 からす