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J2第20節(6月26日)、得意の先行逃げ切りで群馬を1−0で下す

16・06・30
 6月26日、アウエーの正田醤油スタジアム群馬で行われた北海道コンサドーレ札幌対ザスパクサツ群馬の一戦は、後半、MFヘイスが奪った虎の子の1点を守り切った札幌が完封勝利。3連勝で首位の座をひた走っている。

 試合は、ホーム群馬がファーストシュートを放つなど強引に流れをつかみにかかる。しかし、その後はボールを保持する札幌が主導権を握り、相手陣地に入り込んでいった。

 前線のFW都倉、FW内村が絡み何度か惜しいチャンスはあったが、群馬の体を張ったディフェンスの前にゴールには至らない。逆にカウンターから攻め込まれる場面は、群馬の拙功と札幌DF陣の踏ん張りにより無失点で前半を折り返す。

 後半に入り、1点が欲しい札幌は、より攻勢を強め相手ゴールに迫るものの、後一歩決め手を欠いていた。四方田監督は、後半24分に疲れの見え始めていた内村に変えMFジュリーニョを投入。

 これで攻撃のスイッチが入ったか、直後の後半25分札幌に待望の先制点が生まれる。左サイドでボールを持ったDF福森が得意の左足でゴール前へ鋭いアーリークロス。ボールは群馬DFとGKの間に落ちる絶妙な角度で入り、群馬GK清水がたまらずはじく。このこぼれ球を予測して走り込んでいたヘイスが落ち着いて頭でゴールに押し込んだ。

 リードした札幌は、後半36分にヘイスからMF荒野に代えるなど、得意の逃げ切りに入りゲームをコントロール。時折、群馬にチャンスを作られても、慌てずに対応し最後までゴールを割らせない。アディショナルタイムにはDF河合も出場させ、盤石の体制で試合終了のホイッスル。札幌がアウエーで1−0の勝利を飾った。これで札幌は13勝3分け3敗で勝ち点を42に伸ばしている。

 次節札幌は、7月3日に5年ぶりの開催となる函館市千代台公園陸上競技場で12位の横浜FCと対戦する。
編集部