６月１３日に札幌ドームでの長崎戦で、都倉選手が前半２６分に同点としたシーンの写真を見直してみた。都倉選手の巧みなステップワークが写し出されていた。

　（写真はいずれも６月１３日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）

　上写真１／ＭＦ深井が出したスルーパスに抜け出した都倉が、長崎ＭＦ田中（１６番）、ＤＦ趙民宇（３番）を横目に見ながら右足を踏み込み、左足でシュートする（ように見えた）・・・この時の時刻は１９時２９分５６秒

　上写真２／都倉の左足がボールの右側に向いているように見える。・・・この時の時刻も同じ

　上写真３／都倉が左足のアウトサイドでボールが完全にとらえている。突進してくるＤＦ趙民宇（３番）の足が伸びる・・・この時の時刻も同じ

　上写真４／都倉のシュートは完全にインサイドキックとなっている。写真３でアウトサイドでとめてタイミングをずらし、この写真４でインサイドで決めた・・・この時の時刻は１９時２９分５７秒。そう、わずか１秒で決まる勝負の世界なのだ。

　まさに一瞬のステップワークでゴールを決めた瞬間を切り取ったわけだが、今回の「カメラマンの目」は、「カメラとパソコンの目」といったほうがいいのかも知れない・・・。